Scala作者が執筆に携わっていることもあり、国内のScala書籍の中では一番知名度が高い本ではないでしょうか。Scalaユーザの方は、正式名称よりも『コップ本』の名称の方をよく目にするかもしれません。 ともあれ、タイトル通り、『Scalaスケーラブルプログラミング第2版』2011年9月27日に発売予定です。さて、何故この本の宣伝をしているかというと、私もほんの少しですが、Scala 2.9の新機能解説(原著第二版出版時には2.9がリリースされていなかった)という形で執筆に携わったからです。コップ本のそうそうたる面子と比べると見劣りしますが、そこはご容赦を。 個人的には、第2版の醍醐味は、なんといっても、2.8コレクションアーキテクチャの解説部分に尽きると思います。Web上でも公開され、有志の方による翻訳版もあるものですが、加筆されている部分や、読みやすいように改善されている箇所もあります