「H.264」(MPEG-4 AVC)と呼ばれる高圧縮な動画圧縮技術を用いて、ハイビジョン放送を録画することがトレンドになりつつある次世代レコーダー。発表された東芝の「RD-A301」にもこの機能は搭載され、同社ではこれをレコーダー市場の新たな「競争原理」として大きく打ち出す。H.264録画で何が変わるのが、同社レコーダーの“顔”として有名な片岡秀夫氏に話を伺った。 HD Recが巻き起こすレコーダー市場の新たな競争原理 「真のユーザーニーズは、マジョリティの人にとって、やはり、大切なものをいかに安価に保存できるかということ。今回のRD-A301に搭載されたHD Recは、消費者本位の競争をもたらすであろうと私は考えていますし、その意味で、(レコーダー市場の)新たな競争原理へのシフトを促すのではないかと思っています」(東芝 デジタルメディアネットワーク社 DAV事業部 DAV商品企画部 グ