去年、海外の投資家が日本の株式を購入した金額は、売却した額を15兆円余り上回る過去最高の「買い越し」になったことが分かり、大幅な株価の上昇は海外勢の積極的な「日本買い」に支えられたことが改めて裏付けられた形です。 財務省の発表によりますと、去年1年間に海外の投資家が日本の株式を売り買いした金額は、購入した額が売却した額を15兆8416億円上回る「買い越し」となりました。 これは統計が比較できる平成17年以降では最も多い額です。 背景には、円安で日本の輸出関連企業の業績が改善したことや安倍内閣の経済政策への期待感などから、海外から日本株への投資が年間を通じて行われたことがあるとみられます。 東京株式市場の日経平均株価は、去年1年間で56.7%上昇し、アメリカのニューヨーク市場の26.5%やドイツのフランクフルト市場の25.4%を大きく上回っており、海外勢の積極的な「日本買い」に支えられたこと