14年前、東京・世田谷区の住宅で一家4人が殺害されているのが見つかった事件で、警視庁がこれまで、犯人が逃走した時間を犯行の翌朝としてきたのを、夜間に逃走した疑いがあると軌道修正して捜査していることが分かりました。住宅のパソコンの接続履歴を再検証した結果、犯人によるとされていた翌朝の接続が誤作動だった可能性が浮かんだためで、警視庁は夜間の目撃情報を改めて捜査しています。 この事件は、平成12年の大みそかに東京・世田谷区上祖師谷の住宅で、会社員の宮沢みきおさん(当時44)の一家4人が殺害されているのが見つかったものです。これまでの調べで、4人は12月30日の午後11時半ごろに殺害されとみられ、住宅のパソコンが翌日31日の午前1時20分ごろと午前10時すぎに接続された形跡があったことから、警視庁は犯人が犯行後、翌朝まで住宅にとどまったあと逃走したとみていました。 ところが、パソコンのマウスが机か