http://d.hatena.ne.jp/arn/20090123#p1景気回復には応急処置としての金融機関の救済、そしてマクロ経済対策として財政政策、金融政策、この三つしかない。環境を変える方法が既知であるにもかかわらず、それを実施することなく自分の境遇を嘆くのならば、自業自得以外の何者でもないだろう。ところがどっこいいつの世にもへそ曲がりなのがいて、「従来の経済学では説明のつかない事態が起こっている」だとか「かつてないグローバリズム状況には既存のマクロ経済学は無効」とかいったもっともらしい言説を垂れ流す人が必ず現れます。そしていまだに日本のメディアでは財政にしても金融にしても政府や日銀によるマクロ政策の発動は出来れば避けた方がいい、みたいなニュアンスが(以前よりマシとは言え)残っているように思えます。目下世界中が躍起になって経済対策に乗り出している時に日本だけまるで危機感に欠けた政策