キャンプ場の滞在期間を延長する見返りとして、キャンプ場を管理する男性が利用客から賄賂を受け取っていたことが本紙特別取材班の調べでわかった。公平なキャンプ場利用を妨げる贈収賄の罪に問われる可能性がある。 12月初旬、「キャンプ場の管理人が利用客から金品を受け取っているのを見た」「ブランコで遊んでいたら、急に追い出された」という匿名の告発メールが複数本紙に寄せられた。 取材班では直後からキャンプ場周辺で関係者から事情を聞くなどして取材を進めていたが、11日、利用客が場内で管理人の男性に金品の入った袋のようなものを手渡す瞬間を撮影した。その後の取材で、中には綿と木材(230円相当)が入っていたことが判明している。 本紙の取材に対し、男性は「余っていたものを謝礼として分けてもらっただけ。滞在期間とは関係ない」と自ら金品を要求した事実はないと否定しつつも、受け取った事実そのものは認めた。ただし、金品