【ソウル=門間順平】竹島上陸や天皇陛下への謝罪要求発言で、李明博(イミョンバク)大統領の演説が注目された「光復節」(日本の植民地支配からの解放記念日)の15日、ソウルの日本大使館前では、いわゆる従軍慰安婦問題での日本政府への謝罪を求める集会が開かれた。 この問題の解決を訴える少女像を設置した市民団体の主催で、約1300人(警察推計)が集まった。元慰安婦の女性は日本政府を批判するとともに、「(李)大統領は、過去の過ちへの謝罪と賠償を、最後まで強力に日本に求めてほしい」と訴えた。 集会には、韓国最大野党・民主統合党の大統領選有力候補、文在寅(ムンジェイン)国会議員も参加し、「自分が大統領になったら慰安婦問題で日本政府の責任を必ず問い、国家が責任を負う覚悟で交渉する」と語った。