【12月3日 AFP】メキシコで1日、大統領就任式が行われ、アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)氏(65)が宣誓就任した。新興左派のロペスオブラドール氏は犯罪と貧困、汚職で疲弊した同国を「変革する」と公約し、7月の大統領選で圧勝していた。 名前のイニシャルから「アムロ(AMLO)」の愛称で呼ばれるロペスオブラドール氏は、同国大統領として6年間の任期を上下両院で与党が過半数を握る状況でスタートする。しかし、同氏の政治スタイルが独裁的で過激とする見方もあり、同氏の大統領就任は中南米第2の経済を誇るメキシコで株価下落を招いた。 首都メキシコ市の同国議会で行われた宣誓式で、ロペスオブラドール氏は右手を挙げて「メキシコの憲法と法律を擁護し、忠実かつ愛国的に、国民が私に委ねた共和国大統領職の責務を果たすことを誓う」と述べた。 過去89年間、