米AT&Tは米国時間2010年9月21日、衛星回線対応の携帯電話サービス「Satellite Augmented Mobile Service」と端末「TerreStar GENUS」の提供を開始した。1台の端末でAT&Tの携帯電話ネットワークと米TerreStarの衛星ネットワーク間を切り替えられる。 衛星回線へのアクセスにより、遠隔地で政府機関や公益事業、海運業などに従事するユーザーは、通常の携帯電話ネットワークがカバーしていない地域でも無線通信を行える。公共安全機関や救急隊、災害復旧チームなどの通信にも利用可能。 端末のTerreStar GENUSは、OSに米Microsoftの「Windows Mobile 6.5」を採用する。タッチスクリーン式ディスプレイやカメラを搭載し、GPS(全地球測位システム)機能、Wi-FiやBluetooth接続機能などを備える。 Satellite