2015年10月28日のブックマーク (2件)

  • 新訳でミリタリーSFの原点が蘇る──『宇宙の戦士』 by ロバート・A・ハインライン - 基本読書

    宇宙の戦士〔新訳版〕(ハヤカワ文庫SF) (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-40) 作者: ロバート・A ハインライン,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/22メディア: 文庫この商品を含むブログを見る書が最初のミリタリーSFというわけではないのだが、ごく初期の重要な作品、傑作であることは間違いあるまい。新たに加藤直之イラスト及び解説、安彦良和帯「ガンダムのルーツを新訳で! これは超お薦めです。」、過去版のカバーイラストも折り返しにカラーで収録され、表紙イラストの下にはパワードスーツの三面図がある贅沢なである。ハヤカワ文庫補完計画という早川書房70週年を記念した70冊を復刊、新訳、新版で蘇らせる企画のうちの一冊であるが、明らかに気合が入っている。 ずんぐりとして、どてどてと歩きそうなスーツのデザインはいかにも硬そうで、しかしきちんと関節部の仕組みまで考えられており

    新訳でミリタリーSFの原点が蘇る──『宇宙の戦士』 by ロバート・A・ハインライン - 基本読書
  • 印刷が変えた人々の日常──『印刷という革命:ルネサンスの本と日常生活』 - 基本読書

    印刷という革命:ルネサンスのと日常生活 作者: アンドルー・ペティグリー,桑木野幸司出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/08/20メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る主に15、16世紀を舞台に人々の生活をいかにして印刷が変えていったのかを丁寧に600ページ近くかけておったのが書『印刷という革命』である。お値段5000円をゆうに超えており趣味で買って読む人はたぶんほとんどいないんじゃないかとも思うが、まあ図書館もあるし。数百年の単位で着々と変化を経て、その時々で人々がどのような判断をして、どのように適応していくのかを知るには最適な一冊だ。 抜的な技術革新というのは起こった瞬間に何もかもが一変するのではなく、だんだんとそれが浸透・拡散していくものだ。技術革新が起こるたびにそれが受け入れられて、新しいやり方を構築するまでに数十、数百年の時間がかかるのは当たり前

    印刷が変えた人々の日常──『印刷という革命:ルネサンスの本と日常生活』 - 基本読書