2019年9月17日のブックマーク (1件)

  • ワイドスクリーン・バロックという言葉を生み出した、複雑怪奇、超絶怒涛の幻の名作SF──『パラドックス・メン』 - 基本読書

    パラドックス・メン (竹書房文庫) 作者: チャールズ・L.ハーネス,Charles L. Harness,中村融出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2019/09/12メディア: 文庫この商品を含むブログを見るこのチャールズ・L・ハーネス『パラドックス・メン』は、1953年に刊行された長篇SFの初の邦訳である。なぜ70年近くも前の作品が今さら翻訳されるのだ、といえば刊行元である竹書房の立ち位置、この企画を実現できる稀有な翻訳者と編集者がいたことであったり色々あるのだけれども、作品に重点をおけば、それはこの『パラドックス・メン』が長らく未邦訳の幻の傑作扱いされていた、という点にある。 というのもSFには〈ワイドスクリーン・バロック〉と呼ばれるSF内ジャンル、作品傾向の呼び名があるが*1、名付け親であるオールディスはまさにこの『パラドックス・メン』を高らかに褒め上げ、初めてその言葉を使ったの

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