ブックマーク / honz.jp (51)

  • 『不健康は悪なのか』はスゴ本:健康をモラル化する社会 - HONZ

    今週日曜日に行われた、HONZイベント@d-labo二子玉川。終了間際の質問コーナーにて、観客席にいた一人の眼光鋭い男性から『不健康は悪なのか』というを紹介された。その男性の口からは、次々に知る人ぞ知る名著の名前が飛び出し、HONZメンバーもたじたじに。聞けば、スゴブログでおなじみのdainさんであるという。イベント終了後すかさず交渉に入り、レビューを寄稿していただきました。(HONZ編集部) べようとするケーキを奪って「あなたのためだから」と言い放つ(終業ぎりぎりでドサッと仕事を渡すバージョンもある)。強く印象づける目的としては、このCMは大成功だ。心ざわつく嫌なメッセージとして、絶対忘れないから。人の為と書いて、いつわりと読む。これは、善意の皮を被せた、人をコントロールする言説だ。 書を読み進めているあいだ、何度もこの「あなたのためだから」が頭をよぎる。おっぱい育児を推進する全

    『不健康は悪なのか』はスゴ本:健康をモラル化する社会 - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/07/16
    先日のイベントで見覚えのある鋭い人がいるなとおもったらdainさんだった。
  • 『本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 - HONZ

    を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 あなたは今この文章を読んでいる。 あるいは、こんな冒頭に書かれている文章はすっ飛ばして先に重要な・核心的な部分だけ読もうと、はなから無視しているかもしれない。はたまた、たしかに目に情報を入れてはいるものの、文章が脳の中で意味を結ぶ前に先へ先へと進もうとしているかもしれない。かように、「文章を読む」とひと言でいっても、そのアプローチの仕方は人それぞれまったく異なってくるものだ。じっくりと読む人もいれば、ぱっとみて読み飛ばす場所を判断する人もいる。 文章を読む、殆どの場合そんなことは問題にはならない。ただ書いてある文章を読み、その意味するところを理解していけばいいのだと。だが当にそれだけだろうか──、「読む」というのは、もっと多様で、人それぞれ違った過程を歩むものなのではないだろうか。そ

    『本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/07/05
    HONZ更新されておりますー。これは内容だけじゃなく視覚的にも楽しかった。
  • 『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル - HONZ

    先週末30年ぶりにシリーズ続編として公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は突き抜けて凄まじい、破壊的なエンターテイメントだった。崩壊した地球文明の後に残った脳筋の男共が滅茶苦茶に改造されもはや原形が何だったのかさっぱりわからない車とバイクに跨り、何故か火を吹くギターを持って、裏切り者の女共を追いかけ上映時間の殆どをカーチェイスに費やす。走れども走れども砂漠以外何も見えない、荒廃した大地。資源は限られ少ない物資をヒャッハー!! と、暴力によって奪い合う、力こそ正義! な地獄絵図な世界が広がっている。 しかし、仮に核戦争なり宇宙人の侵略なり異常気象なり隕石の衝突なり、原因をどこに求めるにせよ、文明がいったん崩壊してしまったとしたら、当にそんな破滅的な状況になるのだろうか? 失われてしまった文明はもはや戻らないのか? 逆に復興できるとしたら、どうやって? 書は書名である『この世界

    『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/06/25
    honz更新されておりますー。一旦失われた科学文明を最速でリスタートする為にはどんな情報を残せばいいのかという壮大な思考実験
  • 定員に達しました→【イベント告知】夏休みにはこれを読め!! ~HONZがおすすめする2015上半期ベストノンフィクション~ 開催決定! - HONZ

    定員に達しました→【イベント告知】夏休みにはこれを読め!! ~HONZがおすすめする2015上半期ベストノンフィクション~ 開催決定! 気が付けば2015年も半年が過ぎ、もうそこまで夏休みが迫っています。 このあたりで上半期を振り返ってみようではないか、とHONZメンバーが大集合します。折しも7月15日はサイト設立から4周年。 「月刊・成毛眞」と呼ばれるほど激しく出版している代表を筆頭に、新たなメンバーのお披露目あり、恒例の旧メンバーの罵り合いあり、HONZの素顔をお見せします。 HONZだからこそのオススメは、クセのあるが目白押し。d-labo二子玉川のHONZコーナーを眺めつつ、どのを買おうか悩ましいひと時をお過ごしください。

    定員に達しました→【イベント告知】夏休みにはこれを読め!! ~HONZがおすすめする2015上半期ベストノンフィクション~ 開催決定! - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/06/23
    これに何らかの形で出ますと書こうと思ったら既に定員だった。
  • 『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』著者インタビュー(動画)暴力的な情景の中に、愛を見出すことができるか - HONZ

    『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』著者インタビュー(動画) 暴力的な情景の中に、愛を見出すことができるか 早いもので、今年も既に半分が終わろうとしている。今年上半期に出会った様々なノンフィクションたち。その中で、今でも頭の中からこびりついて離れぬくらい鮮烈な印象を残した一冊がある。それが、書『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』だ。 ルーシー・ブラックマン事件は、2000年7月に英国航空の客室乗務員が失踪し、7ヶ月後に神奈川県三浦市の海岸近くにある洞窟でバラバラ遺体で発見された事件である。15年も前の話だから、最後まで読み終えることができるかななどと軽い気持ちで読み始めたのだが、杞憂に過ぎなかった。(レビューはこちら) 目の前にいるかのような登場人物のリアリティ、外国人特有の視点による斬新さ、社会構造の問題点を突く時の鋭さ、そしてストーリーテーリングの

    『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』著者インタビュー(動画)暴力的な情景の中に、愛を見出すことができるか - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/06/21
    HONZ編集長の行動力は凄い。
  • 『漫画編集者』いかにして漫画は生み出されるのか - HONZ

    編集者が書いたや、編集者が受けているインタビューが好きだ。 それはやっぱり「表にはあんまり出てこない部分」だからオモシロイのだろうと思う。書も含めて我々読者は、最終的にパッケージとして提出されたものを完成品として受け取る。そうしたには大抵謝辞として編集者の名前が挙げられていたり、あるいは雑誌ならば最後に名前がクレジットされていたりするだけで、そこでどのような関与があったのかは最終的な形だけではよくわからない。 実際には最終成果物に至る手前の作業──作家・漫画家の選定から発注、改稿作業のプロセスとあらゆる場面で編集者の思想と技術と人脈と戦略が発揮されているはずだ。普段は見えることのない、そうした過程を知るのは実に興味深い。どうやって、何を考えながらやっているんだろう。それはテクニックとして磨けるものなんだろうか、と。 という前置きから推測されるように書『漫画編集者』はかねてより『善き

    『漫画編集者』いかにして漫画は生み出されるのか - HONZ
  • まるで空の劇場『ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか』 - HONZ

    我々は今では飛行機に乗る時に厳重な持ち物の検査を受ける。長い列ができて、それなりに時間がかかることも珍しくない。持ち込みは制限されるし、見られたくないものであってもガサガサとチェックを入れられてしまう。そうした状況への抗議はあれど、多くの人はそれを「仕方がないもの」として受け入れていることだろう。何しろ我々がいるのは9.11以後の世界であり、自分たちの乗った飛行機が得体のしれないテロリストに占拠されてしまっては困るのだから。しかし、それが過去いかなる時代においても当たり前であったわけでもない。 GWの真っ只中、飛行機移動をする方が多い中で紹介するのも気が引けるのだが、書はハイジャックを扱った一冊だ。今では信じられないかもしれないが、かつては空港外の道路から、何者にも遮られること亡く空港内を通り抜けて搭乗ゲートまで移動できた。当然金属探知機もX線検査機も手荷物検査もなし。その当然の帰結とで

    まるで空の劇場『ハイジャック犯は空の彼方に何を夢見たのか』 - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/05/05
    HONZの方更新されております。GWにふさわしい話題かと……
  • 『「衝動」に支配される世界-我慢しない消費者が社会を食いつくす』衝動をコントロールする為に - HONZ

    TwitterやFacebookは常に何らかの更新が発生し続けている。その為ちょっとでも時間が空くと、ついつい「何か新しい更新はないか」と気になって必要以上に何度も確認を行い、そのままだらだらと時間を使ってしまう。そんな情報中毒ともいえる行動を日常的に経験している人も多いのではないだろうか。それはこらえ性がないから──などではなく、そもそも人間の脳は断続的な新しい情報に触れることで、ドーパミン系が活性化していく仕組みを持っている。 ついつい見てしまうのは我々が自堕落だからというよりも、ただ「そうなるようになっているから」である側面が強いのだ。TwitterやFacebookにかぎらず、医療で、政治で、金融で資主義の「衝動的な人々の欲望を満足させる社会」が生み出す歪みはずっと存在していた。書はそんな衝動に支配される世界がどのように成立してきて、また現在いかにして社会システムを破綻させてい

    『「衝動」に支配される世界-我慢しない消費者が社会を食いつくす』衝動をコントロールする為に - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/04/25
    HONZの方、更新されておりますー。
  • さらに積み上げよ!『サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊』 - HONZ

    HONZ読者の方々は、読みたいがどんどん積み上がっていく毎日を送られているかもしれない。だが、それをさらに推し進めてくれるのが書評集である『サイエンス・ブック・トラベル』だ。もちろん、書評集なんてわざわざ読まなくたってこの世には読みたい・読むべきはたくさんある。油断をすると、ヤツラはいくらでも積み上がっていく。 『神話の力』という神話をめぐるの中で、いつも僕に勇気を与えてくれる一節がある。稀代の読書家であり神話の専門家であったジョーゼフ・キャンベルが「課題図書が多すぎる」と生徒から訴えかけられた時の返答だ。曰く『いや驚いたな、全部読もうとしたなんて。人生はこれからだよ。一生かけて読めばいいんだ』と。まったくもってそのとおり。開き直りではあるが、いくら積み上がろうが、一生かけて読めばいいのだ。 書の特徴を一つあげるならまずその専門性の高さだ。一人の人間の書評集ではなく、物理学者に生

    さらに積み上げよ!『サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊』 - HONZ
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    huyukiitoichi 2015/04/05
    HONZの方更新されておりますー。テーマエッセイ的にも読めるのでぱらぱらとめくってるだけで面白いよ。
  • 次の世界を知るために『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』 - HONZ

    ディープラーニング、機械学習人工知能……正確な未来予測は無理でも、だいたいの方向性において人類は「技術的な進歩」を重ねてきたし、これからも重ねていくだろうということは予測できる。そしてその技術的な進歩が今後必ず起こるのがAI分野だ。書はそのAI分野の「過去」から「現在」そして「未来」までを見通してみせるきっちりとした仕上がりの良書だ。 特に昨今ではディープラーニングが話題になることも多く、この単語を耳や目にしたことがある人も多いのではないか。ディープラーニングについて、「人間の頭脳における神経回路網を再現したニューラルネットの一種で〜」といくらでも正しい説明はできるが、まあその辺の事は込み入って長くなってくるので詳しい説明は書に譲ろう。ごくごく簡単に、その最大の長所を抜き出してしまえば「情報の中から特徴を自ら発見できること」にある。以下、具体的にどのような事が出来るのかを紹介したい。

    次の世界を知るために『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』 - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/03/25
    honz更新されておりますー。面白いよ
  • 犯罪者を特定する因子は存在するのか? 『暴力の解剖学 神経犯罪学への招待』 - HONZ

    HONZが送り出す期待の新メンバー・冬木 糸一。若干26歳にして恐るべき読書量を誇り、彼の個人ブログ「基読書」では注目のノンフィクションが続々と、HONZに先んじる形で取り上げられていった。こんな危険な輩を外で野放しにしておくわけにもいかないので秘密裏に交渉し、メンバー入りへと至った次第。今後の彼の活躍に、どうぞご期待ください!(HONZ編集部) 日のようにかなり平和な国であっても人は人を殺す。メディアは殺した人間をどのような人間であったのか、どのような趣味を持っていたのか、いかにも人を殺しそうな人間であったのか、はたまた普段は人当たりのよい人間だったのかと、盛んにそのパーソナリティに迫ってみせる。 そんな時、「どこにでもいる、あなたの隣にもいそうな人間が超凶悪な殺人犯でした! あなたも危ないかもしれません!」とただ危険を煽るだけだと問題でも生じるのだろうか、そこに何らかの特徴をつけて

    犯罪者を特定する因子は存在するのか? 『暴力の解剖学 神経犯罪学への招待』 - HONZ
    huyukiitoichi
    huyukiitoichi 2015/03/09
    あ、記事はこちらです。