Microsoftは2日、脆弱性緩和ツールEMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)の最新版、EMET 5.5をリリースした(Security Research and Defense Blog、Register)。 本バージョンではWindows 10が正式にサポートされているのだが、MicrosoftによればWindows 10ではEMETを使用する必要性はあまりないのだという。Windows 10ではEMETに搭載されていた多くの機能や緩和策が実装されており、Device GuardやControl Flow Guard(CFG)、AppLockerといった機能については、EMETと同等かそれ以上の機能になっているとのこと。さらにMicrosoft Edgeには先進の保護機能が搭載されているため、EMET 5.5は適用されないとのことだ。