「遺伝子」・「DNA」・「ゲノム」は、いずれも現在の生物学における超重要キーワードだ。これらのキーワードは互いに深く関係しあいながら、19世紀から21世紀の生物学史を彩ってきた。本シリーズでは、科学者たちの活躍を通して、これらキーワードの発見の経緯や意義を概説する。 第1回のテーマは遺伝子。主人公は、遺伝子の概念を確立したグレゴール・メンデルである。 ダーウィンに突きつけられた難問 言わずと知れたチャールズ・ダーウィンは、1859年に著書『種の起源』で自然選択説を発表した。 i'´ ̄ ̄``i .__________ ======、 | 子孫を残すのに有利な変異が ,-、 ∠从_人__从 \N . | 親から子へ伝えられて生物は ! ∨У(O (O Ч!l ミ < 進化するんですぞ。 \ |/./⌒⌒\ Ч~ ミ | 遺伝がシンカを `| | v.合.v |/ |ヾ