ドラゴンボール完全版の真っ赤な表紙はいかにして生まれたのか? ブックデザイナー・シマダヒデアキ氏インタビュー 週刊少年ジャンプで『ドラゴンボール』が最終回を迎えた1995年――その7年後となる2002年の12月、『ドラゴンボール』の完全版コミックス(全34巻)の刊行が始まりました。その表紙は、白と青を基調とした旧ジャンプ・コミックス版(全42巻)とは打って変わって赤一色に彩られ、大ベストセラーに。 書籍やコミックスの表紙をデザインすることを「装丁」といいますが、ドラゴンボール完全版の装丁を手掛けたのはブックデザイナーのシマダヒデアキさん。『SLAM DUNK 完全版』(井上雄彦)や『青の祓魔師』(加藤和恵)、『東京喰種』(石田スイ)に『SPY×FAMILY』(遠藤達哉)など、集英社作品だけでも数々のベストセラー作品を担当している、「漫画デザイナーのレジェンド」と呼ばれる存在です。 実は『週