共働きの家庭が増え、都心では子どもを預かってくれる保育施設の不足が問題視されているが、今、それ以上に深刻化しているのが保育所生活がもたらす子どもへの悪影響だという。 最新の調査によると、共働きの親が多く、乳幼児の10人に9人が保育所に預けられているというスウェーデンは、他の国々と比べて小学校や中学校などでの生徒の無断欠席率が最も高く、学内での器物破損や暴力的な言動などが急激に増えているそう。調査をおこなったJonas Himmelstrand氏は、「子どもの素行が悪いのは、幼い頃に親と十分な時間を一緒に過ごせなかったためだ」としており、行政は、母親の社会復帰よりも、母親が家で子育てに集中できるよう手助けするべきだと主張している。 今回の調査結果について、専業主婦を支援する団体Mothers at Home MatterのMarie Peacockさんは、「子どもの将来にとって、母親との時間