タグ

ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (210)

  • ヒット商品ランキングで見えてきた「2011年のマーケティング」:日経ビジネスオンライン

    沈下する2010年もあとわずか。今年ほど、日にとっての自信喪失年はかつてあったでしょうか。経済では、「日のようになりたくない」「日の二の舞はごめんだ」「落ちていく日」など、世界中から負のお手のように見られている現状。政治では、変化を求めたはずなのに逆戻りどころか、前より悪化の感。閉塞感が蔓延し、口をついて出るのは、愚痴かあきらめか批判。これでは、日の沈下を止めようがありません。 酷くない? 日の村八分現象 その典型的な例が、村八分現象。歌舞伎役者市川海老蔵さんへの容赦ないバッシングは、権威に対する弱者の憂さ晴らしのように思えてしまいます。一方的な正義(?)のスタンスが、来の多様的な視点を覆い隠しているのです。これは、ほんとうに危険な兆候。偏った見方や偏った価値観が、日中を席巻している。 思い返せば、今年はこの現象が顕著。現状への不満への見方がワンサイドになってしまって、出

    ヒット商品ランキングで見えてきた「2011年のマーケティング」:日経ビジネスオンライン
  • ホントに海水からウランが取れた 「わかめ型捕集材」でブレークスルー、レアメタルも対象に:日経ビジネスオンライン

    海水には77種類の元素が溶存しており、チタンやリチウム、コバルト、バナジウムなどレアメタルも多数存在する。中でもウランは、鉱山ウランの埋蔵量の実に1000倍に匹敵する量が存在すると推定されている。 各国による原子力発電所の開発ラッシュが続く一方で、鉱山ウランの枯渇が危惧される中、約30年前から、海水ウランの捕集技術の研究開発に取り組んでいる機関がある。日原子力研究開発機構(JAEA)の高崎量子応用研究所だ。 45億トン。これは地球上のすべての海水中に溶存していると推定されるウランの量だ。今後、採掘可能と推定される鉱山ウランの埋蔵量の実に1000倍に匹敵する。ウランは原子力発電所の燃料として使われている。海水中のウランは、世界の原子力発電所で1年間に消費されているウランの約6万倍に相当する計算となる。 ウランだけではない。海水には全元素の約7割に当たる77種類の元素が含まれており、低濃度で

    ホントに海水からウランが取れた 「わかめ型捕集材」でブレークスルー、レアメタルも対象に:日経ビジネスオンライン
  • 池上彰さんに聞く! なぜメディアは「わかりやすく伝える」ことができないんでしょうか?:日経ビジネスオンライン

    伝えるメディア側が、実は視聴者や読者をバカにしている? ――前回までのお話で、日の国際貢献が、新しいインフラ市場やBOP市場の発達と密接に関連していること、そして多くの日人が現場で奮闘していることを知りました。国際貢献というと、税金のムダ使いじゃないか、現地で役に立ってないんじゃないか、というぼんやりしたイメージがあったのですが、メディアの末席にいながら不明を恥じる次第です。 池上 私も現場を取材し、専門家の方々と直にお話しすることで、日の国際貢献の意味がはっきり見えるようになりました。 実は長年、日国内で「国際貢献」という言葉はあまりイメージがよくありませんでした。それというのも、70年代から80年代にかけて、「日は国際貢献分野でカネは出すけれどもヒトは出さない」と何度も批判されたからです。 きわめつけは、90年代初頭の湾岸戦争のときです。日は130億ドル以上の資金援助を多国

    池上彰さんに聞く! なぜメディアは「わかりやすく伝える」ことができないんでしょうか?:日経ビジネスオンライン
  • 「好き」と告白してくれる相手を求めるキャリア女性たち:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 「出会いがない」とつぶやく女性たち 現在、婚活中という女性と話していると必ず出てくる言葉がある。 「出会いがないんです。当に結婚したいと思っているんです。みんなにも正直に話して、お願いしているんですが…。どこかに素敵な人はいませんか?」 「出会いがない」。どうやらこれが「結婚したい」と思っている女性たちが婚活をはじめる前からかかえている悩みらしい。 先日もある女性と話していたら、彼女も「出会いがない」とこれまでの女性たちと同じようにつぶやく。 「出会いがないんです、当に。いくら結婚したくても出会いがなければ仕方がないですよね」 彼女は都内の名門大学の外国語学部を卒業し、その後、米国に留学し、MBAを取得した高学歴女性であ

    「好き」と告白してくれる相手を求めるキャリア女性たち:日経ビジネスオンライン
  • ツイッター部長ってナニモノ?(上)~軽い気持ちで始めたら1年で“有名人”に:日経ビジネスオンライン

    商品をほめられれば「ありカトキチ」「おそれいりこだし」と返し、叱られれば「ご麺なさい」と謝る。そんなダジャレつぶやきで、圧倒的な人気を集めたのが、「カトキチ」ブランドを展開するテーブルマークの広報担当で、ツイッター部長こと末広栄二氏だ。末広氏はツイッターを始めて1年弱で、2万6000人以上のフォロワー(登録者)を集め、各種メディアで取り上げられるなど大きな反響を巻き起こした。ダジャレで包んだ末広氏のお客様重視の姿勢を紹介しよう。 こんなツイートから、私の一日は始まります(写真1)。2009年10月7日に私が所属する「カトキチ」ブランドを持つテーブルマーク株式会社の公式ツイッターをスタートして以来、このツイートが休日を除くほぼ毎日の日課となりました。 私がツイッターを始めたのは、うどんのコミュニティ作りや企業のブランディングの一環になり、「まぁ多少でも会社の宣伝にでもなれば」といった軽い気持

    ツイッター部長ってナニモノ?(上)~軽い気持ちで始めたら1年で“有名人”に:日経ビジネスオンライン
  • 自己への惚れ込みは閉じた危険な愛なのである:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 鏡をみた動物の行動 さてこのように母親のまなざしと父親のまなざしは子供に成長し、他者を愛することができるようになるための重要な土台となるが、子供は文化的なまなざしを体現することによって、実の母親や父親を乗り越えてゆくことができる。それは何よりも言語を習得することによってである。そのきっかけとなるのが、鏡をみることである。 動物は鏡で自分の姿を眺めると、最初は不思議そうに眺め入ることが多い。ぼくはうちでしばらく飼っていたが、廊下の大きな姿見の前に座って、魅入られたように自分の姿を眺めていたことを思いだす。心理学者のケーラーの観察では、「チンパンジーは、鏡の前に置かれてその中に像を見ると、鏡の後ろに手をやり、そこに何もないこと

    自己への惚れ込みは閉じた危険な愛なのである:日経ビジネスオンライン
  • ツイッターと「ノマドな人」がもたらす変革:日経ビジネスオンライン

    この3つの特性をツイッターに当てはめてみよう。ツイッターにおけるクリエイター特性とは、ツイート(つぶやきを入力すること)することである。新たなつぶやきは、読む人にとって意義深いコンテンツとなる。また、コメントを入れたリツイート(つぶやきにつぶやき返すこと)を入力する行為も立派なコンテンツである。既に入力されているつぶやきの内容を強化しているわけだ。 エディターの特性は、新たなハッシュタグ(#)を創造し、情報の整理を務めることと言える。つぶやきの中で、様々なリンクを貼る。そうすることで関連情報とつなげる行為もここに該当する。そうした行為は、膨大にあるつぶやきの中から、読み手にとって関心のある情報をたどる手助けをしてくれることとなる。 バリュアの特性とは、これはと思うつぶやきに対して、自分のコメントを入れずにリツイートする。それは無言の評価である。拍手と捉えていいだろう。または、面白いつぶやき

    ツイッターと「ノマドな人」がもたらす変革:日経ビジネスオンライン
  • クラウド型の音楽サービスが続々登場:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Olga Kharif (Bloomberg Businessweek記者、オレゴン州ポートランド)) 米国時間2010年5月27日更新 「New Web Services Put Music in the Cloud」 ニューヨーク在住のピーター・ホロビッツさん(64歳)は、これまでレコード会社にとって願ってもないお得意様だった。以前は、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コム(AMZN)で、ジャズ、クラシック、ポップスのジャンルから、自分好みの音楽CDを年に15~20枚は購入していた。しかし今年1月、ストリーミング配信で音楽を楽しめる米ネットサービスMOGに入会してから、状況は一変した。 MOGは昨年12月に開始されたサービスで、約

    クラウド型の音楽サービスが続々登場:日経ビジネスオンライン
  • セルフヌードをも辞さない女子カメラの深淵:日経ビジネスオンライン

    赤裸々に写されたWさんのヌード作品を、会社帰りのビジネスマンや主婦、フリーランスのカメラマンや学生といった13人が凝視する。そしてそれぞれが講師の私の反応を注視する。 「セルフヌード、あるいは、セルフポートレートの面白さは? 誰でもいいから答えてみて」 私の質問にWさんは親指を噛んだ。12人の受講者は口を一文字にして動かない。ながい沈黙。誰かが空調のスイッチを入れた途端に、Wさんの裸体が机から浮いた。その内の一枚が床を滑る。 カメラを使って自分を撮影するという自為は、未知の自分に出会えるかも知れない、という可能性を持っている。「私の裸は美しい」と自讃するばかりではなく、コンプレックスに感じる部分や部位をあからさまに写真にするという行為が、自分を見つめ直す契機になる。そこが、セルフヌード、あるいは“自写像”の興味深いところだ。 密室で三脚を立ててカメラをセットする。裸になってみるわけでもない

    セルフヌードをも辞さない女子カメラの深淵:日経ビジネスオンライン
    hyaknihyak
    hyaknihyak 2010/05/21
    カーディガン率高いな
  • Twitterへのアフィリエイト、フォロワー300人以上なら過半数が「成果あり」:日経ビジネスオンライン

    アフィリエイト・ネットワークを運営するリンクシェア・ジャパンの調査によると、同社に登録するアフィリエイト・サイト運営者で、ミニブログ「Twitter」にアフィリエイト広告のリンクを掲載したことがある割合は1割弱。特にTwitter上で300人以上のフォロワー(読者)がいる人では、5割強がリンクを掲載したことがあり、そのうち過半数が「成果があった」と回答した。同社が2010年3月5日に調査をまとめた。 この調査は2月4―11日の期間、リンクシェアのアフィリエイト会員1842人を対象に実施した。Twitterアカウントを持っている人は34.3%で、そのうちフォロワーが300人以上いるとの回答は5.5%だった。

    hyaknihyak
    hyaknihyak 2010/03/05
    最近この手のアカウントが増えてきて超ウザい。アフィ付きか付きじゃないか判別するグリモンとか欲しい
  • 大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ:日経ビジネスオンライン

    2月上旬、NHKのラジオセンターに衝撃が走った。 「どうやら民放が、ネットでのサイマルに踏み切るらしい」「何だそれ、聞いてないぞ」――。 マスメディア産業の一角が、ついに生き残りをかけて、重い腰を上げた。NHK以外の民放局である。受信料で成り立つNHKと民放とでは、それだけ危機感に雲泥の開きがあるということだ。 AM、FM、短波の大手民放ラジオ局13社は、3月中旬から、地上波と同じ放送内容をインターネットでもサイマル(同時)送信することを決めた。日音楽著作権協会(JASRAC)や日レコード協会といった権利団体とも合意を得た。2月中にも正式発表する。 パソコンなどから「RADIKO(ラジコ)」のウェブサイトにアクセスすれば、無料で地上波と同じラジオ放送を聴けるようになる。ただし、アクセス元のIPアドレスから住所を類推する仕組みを用いて、当面は首都圏と大阪府の利用者に限定する。 大手放送局

    大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ:日経ビジネスオンライン
  • 「ミクシィで仲間100人集めて、家作っちゃいました」 お仕着せの新築はイヤ、32歳建築士の「マイホーム」:日経ビジネスオンライン

    2009年の新設住宅着工戸数は78万8410戸にとどまった。新築供給が80万戸を下回ったのは1964年以来、45年ぶりのことだ。これまで、40年以上も100万戸を超える大量供給が続いていた。だが、雇用不安や所得減少、世帯数を大幅に上回る住宅ストックの現状などを考えれば、かつてのような“100万戸時代”に戻ることはないだろう。 こうした時代の地殻変動を受けて、2月8日号の日経ビジネスでは、「理想の住まいは私が作る」という特集を組んだ。中古物件をリーズナブルに購入し、賢く理想の住まいを作っている人々のリポートだ。これからの時代、既存ストックを賢く活用する発想が生活者にも企業にも求められる。この動きは、一過性のブームではない広がりを持つ。 今回の特集に関連して、企業経営者や識者のインタビュー、実際に住まいを作った人々のケーススタディ、住宅産業のあり方などを4回にかけて連載していく。今回は、理想の

    「ミクシィで仲間100人集めて、家作っちゃいました」 お仕着せの新築はイヤ、32歳建築士の「マイホーム」:日経ビジネスオンライン
  • キリン・サントリーは“カラータイマー付き”合体ロボ。必殺技が「リストラ」では困る:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 私はかつて、とあるIT関連の上場企業でCFOとして10社以上のM&Aに携わりました。当時、M&A戦略の軸として考えていたことが1つだけありました。それは「事業ポートフォリオの拡大」です。 当時、私がCFOをしていたその会社は、たった1つの大ヒットソフトウェアだけで急成長を遂げたベンチャー企業でした。しかし、「次世代の成長を担うようなものがなかなか出てこない。このままでは成長に行き詰まる・・・」。このような危機感を持っていたのは、私だけではなく経営陣のほぼ全員が共有していました。 そこで、「次なる事業の核を作り、シームレスな成長をしていこう、シングルプロダクト体制から脱け出そう」をかけ声にして、積極的なM&Aに打って出たのです。 前回紹介したキ

    キリン・サントリーは“カラータイマー付き”合体ロボ。必殺技が「リストラ」では困る:日経ビジネスオンライン
  • 54. 「そんなの知らない」と誇らしげに言う人たち。 ~「下から目線」と「負の教養主義」(2):日経ビジネスオンライン

    日直のチノボーシカです。 前回、下から目線の人たちの「負の教養主義」について予告しておいたとおり、その話をさせてもらおう。 ドイツ哲学やクラシック音楽や世界文学の名作や近代美術といったものを背負った「旧・教養主義」は、大正時代に誕生し、その後少しずつ性格を変えながら昭和初期に拡大、第2次世界大戦後も昭和30年代までは元気だった。1960年代の学生運動の盛り上がりと終焉は、いわば教養主義の自己解体作業だった。1980年代半ばの「ニューアカデミズム」を、旧・教養主義の最後の輝きと位置づける論者もいる。 旧・教養主義が退潮すると、1970年代には「サブカルチャー教養主義」と「負の教養主義」が若者の文化を牽引する。

    54. 「そんなの知らない」と誇らしげに言う人たち。 ~「下から目線」と「負の教養主義」(2):日経ビジネスオンライン
  • ロングテールをリアルに実践~九州に“凄い”ホームセンターがあった:日経ビジネスオンライン

    篠原 匡 ニューヨーク支局長 日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。 この著者の記事を見る

    ロングテールをリアルに実践~九州に“凄い”ホームセンターがあった:日経ビジネスオンライン
  • 才能がない、絵がヘタ、それでもクリエイターになりたい君に:日経ビジネスオンライン

    昨年(2008年)の秋、10人のプロが3時間、自らの創作を語る「劇的3時間SHOW(今年のリンクはこちら)」というイベントがありました。錚々たるクリエイターの中に、以前からお会いしてお話をうかがっていたFROGMAN氏の名前が(過去記事は「談話室たけくま」)。彼から、イベントで話し相手をとご所望され、慌てて当時の最新作「秘密結社鷹の爪THE MOVIE2 私を愛した黒烏龍茶~」を見に行き、「この人、やっぱり面白い」と再確認して、引き受けさせていただくことにしたのでした。 会場のスパイラルホールでの3時間は、映画監督になりたくて派遣会社に10年勤め、賭けに出て自身も資金も失い、そして島根県での復活から映画祭で賞を受けるまでに至る、逆転また逆転のエピソードが連発され、あっという間に過ぎてしまいました。 これはぜひ世に出したいと思っていたら、このときの「劇的3時間SHOW」のトークが『劇的クリエ

    才能がない、絵がヘタ、それでもクリエイターになりたい君に:日経ビジネスオンライン
  • グリー躍進、本当の理由(前編):日経ビジネスオンライン

    生きのいい珊瑚に蝟集する熱帯魚のように金融機関や投資家が我先にとネットベンチャーに群がる時代は、とうに過去のものとなった。 よほどの将来性と堅実なビジネスモデルがなければ、証券会社はおいそれと上場の主幹事を引き受けてくれない。上場できたとして、ネットバブル崩壊とライブドア事件を経た投資家の目は相当に厳しい。 しかしこの逆風下で、グリーだけは威勢がいい。主に携帯電話向けにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とゲームを提供するサイト「GREE」を運営する、創業5年目のベンチャーだ。 グリーが東証マザーズにデビューしたのは、世界中の市場が金融危機の影響で冷え込んでいた2008年12月のこと。それでも、公募価格を大きく上回る初値が付いた。その後、株価は右肩上がりの曲線を描きながら、今年9月末には上場来高値の5330円に至った。 10月23日時点の株価は4940円。それでも上場時の倍の水

    グリー躍進、本当の理由(前編):日経ビジネスオンライン
  • バイラルマーケティングを甘く見てはいけない理由:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    前回までのコラムで、ネットマーケティングを実施する際に担当者の方が懸念されることの多い「炎上」と「ネガティブ情報」の二つについて考えてみました。 どちらもネットならではの特殊な現象ととらえているために、過度に心配されるケースが多いのではないかというのが私の印象です。その半面、インターネットを使ったマーケティングに過度に期待が高すぎるケースもあります。 その代表といえるのが、インターネット上のクチコミの伝播力、一般的に「バズ」(うわさが飛びかうこと)や「バイラル」(ウイルスのように話題が自然に広がること)というキーワードで表現されるクチコミの急速な盛り上がり、また、こうした盛り上がりを仕掛ける「バイラルマーケティング」に対する期待でしょう。 バイラルマーケティングを仕掛けて成功すれば、広告を活用したマーケティングに比べてはるかに低コストで商品を売ることができる、そう考えて気軽にバイラルマーケ

  • アデランス争奪の不毛:日経ビジネスオンライン

    今、日で最も豪華な経営陣を擁する上場企業は、アデランスホールディングスかもしれない。 5月28日の株主総会で承認された11人の顔ぶれを見ると、錚々たるメンバーが並ぶ。 トイザらス、ペプシ出身も 日トイザらスの元社長、日ペプシコーラの元社長という流通のプロ。また世界最大の半導体製造装置メーカー、米アプライド・マテリアルズの元副社長に、米国三菱商事の元社長、米国の公認会計士資格を持つ人物といった国際派も複数いる。さらに子会社出身者に外国人も加わり多様性でも際立つ。 業績不振のアデランスが、なぜこのような“オールスター”を集めることができたのか。 それは、投資ファンドのスティール・パートナーズとユニゾン・キャピタルが同社の経営を巡って、5月28日の株主総会で委任状争奪戦を繰り広げたからだ。スティールは昨年、業績悪化に歯止めのかからない同社に業を煮やして社外取締役を送り込んだ。これに反発した

    アデランス争奪の不毛:日経ビジネスオンライン
  • 「アナロ熊」が暴いてしまった「地デジカ」の秘密:日経ビジネスオンライン

    テレビ東京が社運を賭けてプッシュしていた「世界卓球」は、あんまり盛り上がらなかった。残念。個人的には、面白く観戦していたのだが。 放送を見ていて思い出したことがある。私には、卓球部員だった過去があった。そう。中学生になってすぐ、私は、卓球部に入部したのだ。 体育館の壁に立てかけられている卓球台を見て、ガキだった私は 「おお、卓球部に入れば毎日ピンポンで遊べるぞ」 と考えた。 その愚かな目論見は、入部したその日に瓦解する。 新入部員は、一日中素振りばかりやらされることになっていたからだ。 私は、2日ほどで退部した。ほかの幾人かの惰弱な仲間たちとともに。「ちぇっ」とか言いながら。 いまにして思うのは、あの、無意味に思えた素振り練習にもきちんとした役割があったということだ。 フォームを固める? まあ、そういう効果はある。全身を使ってラケットを振る感覚を覚えることは、ある意味、実際にピンポン球を打

    「アナロ熊」が暴いてしまった「地デジカ」の秘密:日経ビジネスオンライン