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ブックマーク / marine1.bio.sci.toho-u.ac.jp (1)

  • バンズマメガニ

    2014年4月に、千葉県木更津市にある東京湾の盤洲干潟から採集された、小さなカニの記載論文が発表された。Pinnixa 属に属する甲幅10mm強のカニで、学名は採集地にちなみ Pinnixa banzu とされた。和名は「バンズマメガニ」とされ、記載論文で提唱されたものではなく、2014年5月5日付の朝日新聞朝刊で公表された。写真の個体は雄で甲幅は13.1mm。甲は豆型(英語でこのグループはpea crabと呼ばれ、和名もマメガニ)で、歩脚には全体に黄褐色の毛が密に生え、第三歩脚が他の歩脚に比べて極度に大きく、ハサミは可動指が強く曲がっている。腹面は明灰青色で、特に目立つ斑紋はない。この個体は2010年6月に雌雄1個体ずつ採集されたうちの雄で、種のholotype(担名タイプ標)に指定されており、Pinnixa banzu という学名はこのholotypeに対して与えられたものである。

    バンズマメガニ
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