猫がしゃべるなんて信じられないという方も多いと思いますが、検索サイトで「猫がしゃべった」というキーワードで検索すると、出るわ出るわで、猫がしゃべるのはわりとふつうのことなのかと錯覚するほどです。 よくよく考えてみれば、最近、「にゃーにゃ、にゃにゃーにゃ」と長鳴きしたり、話しかけると「にゃあ」と返事をするように鳴いたりと、鳴き声が前に比べて変わってきたように感じます。もしかすると、毎日人間の言葉を聞いているうちに、影響を受けてきたのかもしれません。
二十世紀アメリカ最高の作家と評されるウィリアム・フォークナー。 その最初の傑作である『響きと怒り』を読んだのだが、正直これ、面白いと言っていいのか、分からない。 1回目の通読に、何度も読み直しさせられたり、辻褄の合わないフレーズを理解するのに苦労させられた(後にそれはフォークナーの超絶技巧であることが判明する)。仕掛けだらけの難解さに加え、同名の別人が登場し、読み手の混乱に拍車をかける。 「この”クエンティン”って、あのクエンティンだよな?」などと呟きながら、行ったり来たりするうちに、散りばめられたピースが組み合わさり、物語の全容が浮かび上がってくる。300ページの長編小説を読み通すのに一週間もかけたのは珍しい。 さらに、全てを読み終えたいま、改めて1ページ目から読み直している。河出書房の新訳だけでなく、岩波文庫とも読み合わせながら読む。歯ごたえはあるものの、噛みしめると滋味あふれる、中毒
2012年10月から『週刊少年マガジン』で連載が開始された、アーサー王伝説へと連なる物語『七つの大罪』。5月に刊行された41巻をもって、長い物語も完結となりました。その最後の展開を、辿ってみたいと思います。 明かされた本性 「暴食の罪(ボア・シン)」マーリンの密かな野望。それは、世界を生まれ変わらせるために「混沌」の力を蘇らせるというものでした。そして、彼女の計画の担い手となるのが、混沌の王――キャメロットの若き王アーサーだった…。 というところまでが、前巻の内容。41巻の物語は、その直後から開始されます。 マーリンの目指したものが結局なんなのか、まだ把握しきれない一同ですが、ソールズベリーの湖に宿る自称「混沌の巫女」が、説明を補足します。 彼女によれば、「混沌」そのものは既に皆がよく知る者だ、と。煉獄出身のはずの生物に「おっ母」が居るのは、よく考えたら不整合ですよね。意味深なコマも幾つか
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