ディオダティ荘の怪奇談義(ディオダティそうのかいきだんぎ)は、1816年、スイス、レマン湖畔に詩人バイロン卿が借りていた別荘で5人の男女が集まり、それぞれが創作した怪奇譚を披露しあった出来事である。 『フランケンシュタイン』、『吸血鬼』は、このときの着想を元に生まれた。 書評家、訳出者によって、ディオダティ館の幽霊会議、ディオダティ館の夜などとも呼ばれる。 背景と経緯[編集] ディオダティ荘(Villa Diodati)。イタリアの聖書翻訳者でジョン・ミルトンの友人ジョヴァンニ・ディオダティの遠縁であるディオダティ家が所有していたことからヴィラ・ディオダティと呼ばれた 無政府主義者ウィリアム・ゴドウィンの娘メアリ・ゴドウィン(後のメアリ・シェリー)は、ロンドンのゴドウィン邸に足しげく通っていた詩人パーシー・ビッシュ・シェリーと恋に落ちたが、この時点でシェリーには身重の妻ハリエット(Harr