米国各地で相次いで設置された慰安婦像や碑のベースとなっているのが、2007年7月末の連邦議会下院で採択された慰安婦決議だ。韓国系団体などは米政府にも攻勢をかけており、日本糾弾の動きはとどまるところを知らない。在留日本人の中には、子供がいじめに遭わないか不安を覚える保護者もいるという。こうした状況を打開しようと、立ち上がった大阪の地方議員がいる。慰安婦の碑が建つ米ニュージャージー州パリセイズパーク市の市長と面会し、「在米日本人へのいじめにつながることはしないでほしい」と訴えたのだ。しかし、そこには市長だけでなく、思わぬ人々が待ち構えていた。(大竹直樹) 「何で来たのか!」 《彼は記念碑を調べた後、「慰安婦が強制動員されたことは認めない」として「慰安婦の中には金を稼ぐために自発的に活動した女性がいる」という妄言を吐いた》 韓国紙の中央日報(電子版・日本語版)に7月4日、〝妄言を吐いた〟と指摘さ