受託収賄などの罪で収監され、2011年12月6日に仮釈放された新党大地代表の鈴木宗男・前衆院議員は8日、自由報道協会主催の記者会見で「声なき声を踏まえて、政治を必要としている人のために差別や偏見、格差と戦っていく」と今後の活動方針について改めて決意を示した。他方、大学生の就職内定率の低迷など若者の雇用問題に関し、その原因を小泉純一郎政権下の「新自由主義」にあるとしつつも、問題解消のための具体的な対策については明言を避けた。 鈴木氏は、受託収賄やあっせん収賄など4つの罪で懲役2年の実刑が確定したため、昨年12月に服役。今月6日、栃木県さくら市にある収監先の「喜連川社会復帰促進センター」から仮釈放された。 会見冒頭、鈴木氏は「権力側にいたときは前しか向いていなかった」と振り返り、「これからは声なき声を踏まえて、政治を必要としている人のために差別や偏見、格差と戦っていく」と今後の活動方針について