僕が直接関わったマンガHONZのインターンの子たちは、最初に中身を1回も読まずにレビューを書く練習をした。もちろん公表はしない。ウィキで簡単にあらすじ読んで、「友情」の物語だとわかったら、リアルに細部まで記憶に残っている自分の「友情」のエピソードを書かせる。 その自分の「友情」のエピソードに比べて、物語はどうあって欲しいかを次に書かせる。最後はそんな「友情」のエピソードを誰と読みたいかが書ければ一丁あがり。実は次にしっかり読んでレビューを書こうとして、この中身を読まないで書いたレビューの質を超えるのはすごく難しい。 なぜかというと、中身を読むと、みんな「あらすじ」を書かなければという考えに囚われるから。あらすじはつまらないし、必要なら引用で補えばいい。レビューに作家が書いたものの劣化コピーはいらない。作家の作品を読んで、自分の心がどう動くのかを書く。その傍証として自分の体験を書く。 例えば
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