現在、日本から約1万キロメートル以上の遠方にあるアフリカは、日本人にとってなかなか親しみを持ちにくいかもしれませんが、実はわたしたちの日常生活の中にも「アフリカ」をたくさん見つけることができます。 例えば、日本人の食卓になじみの深い、バニラ豆(95%)、カカオ豆(80%)、たこ(58%)といった食料品の大半はアフリカから輸入されています。また、日本産業の中核を担う先端産業に不可欠な素材であるレアメタル(白金(73%)、マンガン(61%)、バナジウム(44%)、クロム鉱(34%)等)の多くをアフリカに依存しています(()内は輸入(数量)に占めるアフリカの割合)。その他、蚊取り線香に使われる除虫菊も東アフリカから輸入しています。2008年に日本とアフリカは3兆5609億円に上る貿易を行っており、日本からアフリカへの直接投資は15億ドルにものぼります。 人の交流も次第に拡大しており、日本に暮らし