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人間とへびに関するhystericgrammarのブックマーク (1)

  • 半世紀うなぎ嫌いだったライターが美味いと唸ったうなぎ缶 (1/3)

    「いやあ、西牧くん、うなぎって美味いものなんだねえ」 うなぎ屋に入り、うな丼の一切れを口へ運んだ直後、私は思わず声に出して唸ってしまった。「こんなに美味しくちゃあ、絶滅するのも仕方ないよね」と。しかし、同行した編集部の西牧くんは、周囲をキョロキョロ見渡しながら、ほかの客の顔色を気にするように、小声で言った。 「ちょっと四さん、なにか未来から来た人みたいになってますよ」 あ、なるほど。うなぎはまだ絶滅したわけじゃない。そして、まるで生まれて初めてべたかのように、うな丼の感想を申し述べるおっさんというのも、傍から見れば不気味な存在に違いない。以降、ひそひそ話で伝えることにした。うなぎは存外に美味いものであり、今まで50年以上に渡って一度もべてこなかったのが悔やまれる、と。 実際、この日、私は人生で初めて、自らの決然たる意志でもって、うなぎ屋へ入ったのだ。もちろん、うなぎのようなものを普段

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