●戯曲『脱獄計画(仮)』(山本伊等)を読んだ。すごく面白かった。最後の方など、文字を追いながら状況を把握するのが大変で、これが実際に上演されたらどんなすごいことになるのかと思った。 戯曲の一部(と言っても、半分弱くらいある)は無料で公開されている。 drive.google.com 例えばかつてのチェルフィッチュでは、俳優AとBとが舞台にいて、最初は俳優Aが人物1として語っている(演じている)と思っていると、いつの間にか俳優Bが人物1として語り始めて、俳優Aがそれを受けている人物2になっている、ということが頻繁に起こった(最近は観ていない)。このとき、異なる俳優=身体間で、同一の人物(役・視点)の移動・共有が起きている(同時に、一つの身体における役の多重化も起きている)。だが『脱獄計画(仮)』では、かつて演じられた(と言われる)『脱獄計画』上の役と、それを演じた俳優の役があって、その二重性
![2023/02/18 - 偽日記@はてなブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/142b846e047cd0996d4b0c8341aeca35e233c702/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ff%2Ffuruyatoshihiro%2F20230221%2F20230221202325.jpg)