5月23日、マーケットが急速に不安定化した。米FRB議長の議会証言で、米金融緩和の早期縮小観測が強まり、金融相場を支えていた過剰流動性の行方に神経質になったためだ。写真は2010年11月、東京証券取引所で撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 23日 ロイター] - マーケットが急速に不安定化した。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で、米金融緩和の早期縮小観測が強まり、金融相場を支えていた過剰流動性の行方に神経質になったためだ。 日経平均<.N225>は高値から一時、1500円近く下落。ドル/円も高値から約2円下落した。長期金利も1%に上昇した後は一時マイナス圏まで低下する急変動を見せている。日銀を含め世界的な緩和環境継続への安心感はあるが、株式、金利、ドル/円ともに上昇ピッチが速かっただけに、「逆バンジー・ジャンプ」的な反動が大きくなっている。 注