相手から批判されると、つい感情的になったり、言い訳がましくなったりして、「防衛的」になりがちです。でも、その状態では、こちらの言いたいことが伝わりにくくなりますし、相手の言い分にも、きちんと耳を傾けられません。 そのうちお互いに、実際に攻撃されてはいなかった点についても、負けるものかと必死になって「シャドーボクシング」を始める場合もあります。もともと話し合っていた問題の解決などそっちのけになり、エネルギーを無駄使いして、人間関係にもヒビが入ってしまうのです。 批判を受けて防衛的になることは、誰にでも覚えがあるでしょう。上司や配偶者を相手にした時に、そうなりがちではありませんか? そして、いったん防衛的になると、その姿勢を守るために、さらに防衛的になっていきます。攻撃を受けたと感じているわけですから、そうなってしまうのですよね。 ■「2球見逃して3球目」作戦 そんな時は、筆者が野球になぞらえ