世界の建造物のなかでは、「万里の長城」に次いで世界2位の長さ 2014年後半から進む原油安に世界中の注目が集まり、その価格の動向から目が離せないなか、12月下旬に米・アラスカのフェアバンクスにて『トランス・アラスカ・パイプラインシステム(Trans-Alaska Pipeline System)』=『アラスカ縦断原油パイプライン』を取材しました。 北極海沿岸のプルドーベイからアラスカを縦断してアラスカ湾内バルディーズへ、800マイル(1,280km)を結ぶパイプライン。全長800マイルのうち420マイルは、動物などがぶつからないように地上高架式となっています。 パイプ架台。パイプには高温の原油が流れているため、この熱を逃がすため架台にはラジエーター(放熱板)が付いている。またパイプはガラス繊維で断熱されており、熱による長さの変化や地震による横揺れを逃がすため架台には固定されておらず横方向に