キリスト教系新宗教の「エホバの証人」が3月15日に公表した動画が、信者らの間で物議を醸している。教団を離れた脱会者との関係を禁ずる「忌避」や、「排斥」(破門処分)などの教義が世界的に問題視される中、教団の最高幹部の一人が動画を通じて、そうした教義を緩和すると宣言したのだ。 【画像】「会衆内の重大な悪事に対応する方法の調整」とタイトルに記載が…FNNが入手した“内部文書”はこちら 緩和に対して、信者の中には歓迎する声もある一方、批判や不信感は依然と根強い。FNNは、動画公表後に日本国内の教団幹部らに配布された内部資料を入手。「人権侵害」との批判もある教団をめぐり、何が起きているのか取材した。 「エホバはあなたに帰ってきてほしい」同教団ではこれまで、自ら脱会手続きを取った人や、教義に違反し「排斥」を受けた人と、信者との交流を一切禁じる「忌避」をしてきた。その対象は家族間でも例外ではなく、脱会者