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ますをさんに関するi-shizukichiのブックマーク (24)

  • エスカレーター - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    「手を出して」 無邪気に差し出されたその手を、 僕は優しく握りしめた。 「どういうこと?」 そう戸惑う彼女に対して、 「手、つなぎたいなと思って…」 そう返すと、 彼女も少し弾んだ声で、 「そうだね」って、 そう返してくれた。 エスカレーターを前にして、 一段先に踏み出した僕の後ろから伸びる、 白くて柔らかい手、 「リードしないと」 そう意気込む僕を気遣うように、 一段前に踏み出す彼女、 隣に並んでくれた。 「カッコつけなくていいよ」 その踏み出した一歩は、 そう伝えるかのようだった。 そんな二人を運ぶ十数秒、 「この時間が永遠に続けばいいのにな」 だけれどもそうは行かない。 ここから先は自分の足で歩くのだ。 結ばれた手をしっかりと握って、 二人並んでそれぞれが自分の足で歩くのだ。 歩幅がずれたっていい。 少しばかり休憩したっていい。 だけれどもいつも一緒に、 時には手を引いて、 時には手

    エスカレーター - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/12/29
    申し訳ないけど「手を出して」で、その手を優しく握る。それを「どういうこと?」っていう女はどういうことかなって思っちゃう。二人の間には最初から壁があったと思う。その壁は女には見えて、自分には見えてない。
  • ふと思い出したこと - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    転職前の話、 会社が移転することになって、 その最後の出勤日、 割と通っていたパン屋、 「ANTENDO」で昼ごはんを買うことにした。 会計を済ませると、 「いつもありがとうございます」 「ん?」と思って顔を上げると、 可愛らしい若い女性の笑顔、 若い女性には目のない私だが、 見覚えのない顔だった。 「いつも」 初めてそんなことを言われた。 ポイントカードを出したわけではない。 「今日で最後なんだよな」 声には出さなかったけれど、 心のなかでそう思った。 私は意識していなかったけれど、 向こうは見ていたのだな。 私はただの常連さん、 別に他意はないだろうけれど、 出会いってそういうところにもあるのだろうな。 「今日で最後なんですよ」 あそこで声に出したならば、 何かが始まることはあったのかな。 そんな0.000001%に思いを馳せてみるのも風情がある。 そういえば私のいとこは、 通っていた

    ふと思い出したこと - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/12/10
    山頂で自撮りしている方に声をかけて撮影しちゃいます。自分の番が早く来るためですが、女の子も多く、一人や二人でのかわいい娘がいます。そのあと話の展開ができるなら、よき出会いポイントになると思う。土日ね。
  • 木枯らし - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    ダウンジャケットの中にまで、 何枚も何枚もたくさん着込んで、 加えて厚手の下の上にはももひき、 ヒートテックなんて洒落た名前がついたものだから、 恥ずかしがらずに「履いています」だなんて、 どこか自慢げな会話が聞こえてくる。 またあいつが冬を連れてきた。 所々から聞こえてくる咳、 「少し長引いているの」だなんて顔を歪めながらも、 気のせいか、どこか季節を満喫しているように見える。 装いはすっかり冬、 変わらないのは女子学生のスカート丈だけ、 寒くたってなんだって、 おしゃれでいたいお年頃、 きっと「今しかできないこと」 彼女たちはそれを漠然と知っているのだ。 「たくましいなぁ」 ふと言葉が口をつく。 冷たいあいつに吹き付けられたって、 「今を生きる」熱量には敵わない。 「冬を楽しんでいるな」 外に目を向ければ、 冬を歓迎する印はそこかしこに転がっている。 年を取れば取るほどに、 「寒い」

    木枯らし - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/12/04
    人はなにかに依存しつつ生きて、それもいくつもの複雑に絡み合った複雑な現象に囚われつ依存し生を育むのか。その依存から誰しもが逃れることはできない。その依存は脳が紡ぐ様々な事象。人を恋うる心の純を吾思う。
  • アンドロイド - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    人の愛し方がわからないから、 そのための練習をする。 うまくやっている人のマネをして、 親しげに話しかけてみる。 どうも怪訝な顔で見られるな。 僕の顔をちらりと見ては、 みんな通り過ぎてしまう。 あの人と同じようにしているはずなのに、 うまくやっている人のマネをして、 優しく体に触れてみる。 触れた途端にみるみると、 驚いたような表情に変わり、 サッと跳ね除けられてしまったな。 どうしてだろう? あの人たちはとても嬉しそうに触れ合っているのに、 うまくやっている人のマネをして、 唇を重ねてみようとする。 「何するの!」って声といっしょに、 すかさずビンタが飛んできた。 おかしいな。 あの人たちは唇を重ねた後も、 ギュッと強く体を寄せ合っているのに、 僕はアンドロイド、 人の愛し方がわからない。 うまくやっている人のマネをして、 うまく人を愛したいのに、 僕はアンドロイド、 人を幸せにするた

    アンドロイド - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/11/23
    愛への渇望は埋まらない。それは基本的に人を愛することが出来ない人間です。だから愛を求めても自分は愛を与えないのだから最終的に本当の愛が得られない。そのことに気が付いても、自分の中には冀うだけの愛のみ…
  • 浮気相手との間にできた子供を堕ろさせて自分の元に帰ってきてほしいと思うほどどうしようもない気持ちが真実の愛 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    ドラマ『G線上のあなたと私』 その最初の1話で出てきた言葉、 このドラマ、 私は波瑠さんが苦手なので、 ずっと寝かせておいたけれども、 1話を見てみるとどうやら面白そう。 断っておくと、 波瑠さんが苦手な理由は、 別に容姿がどうとかではない。 ドラマ『あなたのことはそれほど』で、 2番目に好きな人と結婚した挙げ句に、 1番好きな人と運命的に再会するやいなや不倫に走り、 罪悪感の欠片も見えないサイコパス女、 その役柄があまりにも生理的に無理で、 演じた波瑠さんまで苦手になってしまったのだ。 話を戻そう。 平たく言えば、 「若さゆえにこういうことが言えるのだろうな」 そういう感想、 だけれども、 若さゆえに夾雑物抜きにして真実を直視しているとも言える。 恋に落ちた人ならば、 最初の恋は誰だって、 結ばれるかどうかは別としても、 たまらなく好きになった相手がいて、 苦しくて切ない経験をしてきたは

    浮気相手との間にできた子供を堕ろさせて自分の元に帰ってきてほしいと思うほどどうしようもない気持ちが真実の愛 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/11/22
    東京ラブストーリーでぼくが有森也実を暫く嫌っていたのと、ちょっと似た感じで女優さんを嫌いになっちゃったみたいだね。会って一目惚れってあるかもしれないけどやや奇跡的かな。婚活より恋人作った方が良くない?
  • さんざん傷つけられたからって誰かを傷つけていいわけじゃない - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    そんな当たり前のことも忘れてしまう。 「怒り」は自分への期待の裏返し、 信念だとか、 自尊心だとか、 そういうものを傷つけられて生じるもの、 そういうものたちは、 人生を彩る上では欠かせないもの、 スパイスの役割を果たしてくれる。 だけれども逆に考えれば、 そういう物を持たなければ、 怒りは生じない。 もしくは、 誰にも傷つけられないくらいに、 確固たるものであれば、 「怒り」どころか「慈悲」が生じる。 「あわれだな」って、 傷つけられたからって、 相手や他の誰かを傷つける。 それって自分が未熟だったこと、 相手の足りないところばかりに目を向けて、 自分の足りないところにはモザイクでもかけて、 都合が悪いからとりあえず隠してみる。 「とりあえず局部は隠しています」って、 AVの編集でもしているのかな。 それでは怒りの矛先と同じように、 相手からもその矛先を向けられても仕方がない。 「肝心な

    さんざん傷つけられたからって誰かを傷つけていいわけじゃない - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/11/17
    傷つくのは人の言葉で心が折れて勝手に傷ついていること。言っている人間は相手を傷つけているって分かってないことも多いかもしれない。だったらつまらなく傷ついていても仕方がないので、気持ちの持ち方次第かも。
  • 酒を飲むと本性剥き出しになる - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    普段はセーブしているのだけれど、 久々にだいぶ飲んだな。 私は飲んだら饒舌で良い奴になる。 そして女性に対しての欲望剥き出しになる。 日常でよほど我慢しているのだろうな。 余計なことは言わないようにしている。 責任ばかり増えるから、 無闇に優しくしないようにしている。 面倒なことに巻き込まれるから、 そして女を求めている。 心が渇いているから、 来の私はきっとそういうものなのだ。 それを理性という名のオブラートに包んで、 「ビジネスだから」だなんて、 クールな紳士を気取っては繕って、 一体何をしているのだろうな。 オブラートが溶けるまでに時間がかかるから、 みんな愛想を尽かして他へ行ってしまう。 それもまた考えものだな。 別に優しくしたいだけすればいい。 責任を負うかどうかは後から考えればいい。 魅力的な女性がいたら、 全力で口説けばいい。 玉砕したところでその場限りのこと、 それをいつ

    酒を飲むと本性剥き出しになる - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/11/03
    プリプリの歌のMですね。心の中の坩堝で焼かれる色々な想いの炎が我が身をじわりじわり焼いて行く。想いの熱源で焼かれて焼かれて最後は薄皮一枚の表皮だけで息をし歩き生活をしている。求める前に与えよ薄皮一枚。
  • 脳内リソースの無駄使い - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    特に大きな事があったわけではないけれど、 なんだかとてもイライラする。 人生で一番嫌いになった人のことで、 避けられてもイライラするし、 距離を詰めようとされてもイライラする。 もはや存在を認識するだけでもイライラする。 小さなことの積み重ね、 しばらくは夢中になれることがあったから、 イライラは落ち着いていたけれど、 少し体の方が落ち着いたら、 今度はイライラの方が始まってしまったな。 無駄だとわかっているのに、 思考のリソースを割いては、 負の感情が増幅するだけ、 「生理的に無理」 それってこういう事を言うのだな。 なにかに夢中になりたい。 そして報われたい。 現状を幸せだと思えないから許せない。 満たされないから惨めになる。 病理はそこにある。 理解はしているけれど感情は止められない。 今の私の一番の関心事がそこにあるということだろう。 自分が満たされないからって、 何年も前の「裏切

    脳内リソースの無駄使い - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/11/02
    書くことで少し救われたんじゃないですか、ダメ?
  • 砂の女 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    安部公房『砂の女』 ふとしたきっかけで手にとってみたけれど、 とても示唆に富んだ面白い作品だった。 男にはがいる。 だけれども関係は冷え切っている。 教師という仕事もある。 だけれども人間関係は希薄だ。 日常に飽き飽きしていて、 唯一の楽しみは趣味の昆虫採集、 その唯一の趣味に興じるために、 誰にも行き場を伝えずに出かけた先で、 思わぬ事件に巻き込まれる。 新種の昆虫を求めてたどり着いた先で、 砂にまみれた辺境地に幽閉されることになる。 そこであてがわれた同居人は、 やつれながらも「女」を感じさせる妙齢の女性、 自由を諦めながらも生命力に溢れている。 砂嵐が吹きすさぶ土地、 逃げられないように外から監視されている。 村が砂に埋れないように、 雪かきならぬ砂かきが日常作業になっている。 周りを気にする必要もないので、 一糸まとわぬ姿でそれに取り組む女の姿に、 関係が冷え切ったとは違う「女

    砂の女 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/11/01
    本間洋平の家族ゲームという物語があり映画・TVドラマにもなっています。どれも観ていないし本も読んでないので内容もぼんやりとしか知りませんが、横繋がりの希薄な時代は家族ごっこででも温もり追い求めたいかも。
  • コンクリートジャングルを巣にしている生き物 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    人の生態は哺乳類よりも昆虫に近い。 そんな話を聞いたことがあったな。 いくら飲み込んでも決して満たされない、 そうやって次々に人をらう満員電車、 「飽」の象徴みたい。 「これ以上は入らないよ」って誰が見てもわかるのに、 1分1秒を争って駆り立てられるように躍起になる。 電車にわれることに、 何かにわれた心と体は、 どこへ行ってしまったのだろう。 「自然との調和」 それに取り組んでいますよって、 そうアピールしているみたいに、 申し訳ない程度に生えた木々、 それを取り囲むように、 見渡す限りの人工物、 その人工物に至る道筋は、 まるでレールが敷かれているみたいだ。 「そこ以外は歩いてはいけませんよ」って、 どこかにそんな看板でも立っているのかな。 きれいに列を作って、 レールの上を歩きながら、 人工物に吸い込まれていく人たち、 「これが生きるってこと」 生活をするために、 ある意味で

    コンクリートジャングルを巣にしている生き物 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/10/31
    コンクリートジャングルに申し訳ない程度に生えた木々を見るのは好きだなあ。それも人がほとんどいない時間帯。不自然なアンバランスの中に気持ち良さを感じる。山登りで自然の中にも飛び込むけど自然は案外不合理。
  • 不幸の定義 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    ただ口を開けて、 誰かが餌を与えてくれるのを待っている。 「幸せになりたい」 そう願っているだけで、 誰かが幸せを与えてくれると信じている。 その誰かに、 奇跡的に巡り会えたところで、 それを受け取る勇気すらない。 もはやお手上げだ。 「当に幸せになりたいの?」 口ではみんな「そうだ」と答えるけれど、 当は今のままが良いんじゃないかな。 傷つくことばかりだから、 保証がないと動けなくて、 幸せになったらなったで、 それを失うことばかりに怯えて、 「まるで不幸でいることを望んでいるみたい」 「幸せになりたい」って、 口では言っているけれども、 全然不幸なんかじゃないのだ。 多くの場合はそう。 それなりに楽しくやっている。 人と比べて自分に欠けているものを探して、 それで不幸になった気になる。 そうして生きる目的を作り出すのだ。 全然不幸なんかじゃないのにね。 自分で自分の不幸なところを探

    不幸の定義 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/09/20
    おお、まさしくこの通りで私はじじいになりました(笑)そうならないように今からでも…これは誰でもが不言実行有言実行なんでも良いから最初の一歩を踏み出し実践するべきだと思うよ。
  • 幸せの定義 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    「幸せは人と比べるものではない」って言うけれど、 じゃあ何なのさ。 モーニングコーヒーを片手に君はそう言った。 「人それぞれ」 そういうことじゃないかな。 パンに乗せたハムエッグが零れそうになるのを不格好に支えながら、 僕は自信なさげにつぶやく。 こうして君と過ごす朝、 もう少し続いて欲しいって思うけれども、 どうやら時間切れのようだ。 目が覚めると一人、 重たい頭を持ち上げてお湯を沸かす。 インスタントコーヒーを片手に、 夢の中の君に思いを馳せる。 「確かに君に夢中だった」 あの頃の僕は幸せだったのかな。 この喪失感がその確かな証拠、 「君と一緒にいることだよ」 幸せの定義を聞かれた時に、 迷わずそう答えられたならば、 今も隣に君はいてくれたのかな。 後悔は先に立たないのだ。 夢中になれることを探そう。 君に代わる夢中になれることを、 それは「他の誰か」ではなくて、 生活の中で、 「しば

    幸せの定義 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/09/19
    素敵な心の模様の内省でした。
  • 絶対に正しい人生なんてない - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    明確な理想を掲げている人ほど、 ともすれば「独善」に陥ってしまう。 自分のやり方に自信があるから、 そうではないものを受け入れられなくなるし、 ひどいのになると誰かにそれを強要する。 人は個体が違えば別の生き物だから、 それぞれが生きてきた中で培った「やり方」というものがある。 それを理解し合う作業が、 「愛」だとか「恋」だとかそういうもの、 一緒になるまでに、 その作業を十分に行わないと、 一緒になってから大きなすれ違いがあるかもしれない。 一度は気持ちがつながったとしても、 時を重ねるうちに徐々に距離が離れてしまう。 そういうことだってある。 「自己責任」 どこまで行ってもそういうこと、 もしもうまく行かなかった場合に、 そういう作業を怠ったことも、 そういう相手を選んだことも、 気持ちが通じているはずと油断して、 離れていく気持ちに気が付かなかったことも、 全ては自己責任なのだ。 誰

    絶対に正しい人生なんてない - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/09/15
    人生に正しいはないかもしれないのはそうかも。でもなにがあろうと自分の人生ひとつだけ。あれもこれも試してみる道はありません。選択肢がいくつあったって歩ける道が自分の人生。悔いはあっても悔いのない人生を。
  • 努力していないと気がすまない - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    頑張っていないと不安になる。 ありのままの自分を受け入れることができていないから、 だから頑張りすぎて心と体を壊してしまう。 そんなことになっても、 それでも頑張ろうとする。 そうして動けなくなる。 「明るい将来の見通しがありますか?」 そういった質問に対して、 日の若者の「いいえ」と答える割合は、 先進国の中で圧倒的に多いらしい。 希望を見いだせない。 絶望する若者たち、 たしかそういうタイトルのがあったな。 いや、逆か。 『絶望の国の幸福な若者たち』 敢えて聞かれたら「いいえ」と答えるけれど、 絶望の中でもそれなりに楽しく生きているようだ。 私もそうなのかもしれないな。 求めるものが手に入らないもどかしさはあるけれど、 少なくとも恵まれている側面はある。 それも少なくはない。 不安がなくなることが不安だから、 自分で不安を作り出す。 「努力していないと気がすまない」 だけれども、

    努力していないと気がすまない - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/09/11
    『努力していないと気がすまない』このセリフ、口にこそ出さないけど、多くの人がそう思って生きていると思います。だからブログも『努力していない…』の一つとしてあるんじゃないかと思います。正に小市民的吾也。
  • シングルタスクを意識する - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    効率ばかりに囚われるから、 自然と生き方がマルチタスクになっている。 何をするにしても、 何かをしながら何かをしたり、 何かをしながら次のことを考えたり、 それが当たり前になってしまったから、 来は落ち着くはずの時間まで、 常に効率を意識してしまう。 「脳が休まらないな」 そう思った。 だから自律神経が整わないのだ。 何かをするときは、 目の前のことに集中する。 それが終わったら一息ついて、 次のことを始める。 仕事では必要なことだけれども、 休みの日くらいは、 そうやって脳を休めてあげないと、 何でもかんでも効率よくして、 色んなものを詰め込んでに生きたって、 それ自体が努力の対象になってしまったら、 いつだって休まらない。 「手放す習慣」 生活はずっと続くものなのだから、 いつまでもそこに努力していたら疲れてしまう。 効率が悪くたっていい。 一つずつゆっくりと丁寧に生きることで、 日

    シングルタスクを意識する - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/09/06
    脳を活性化させるにはマルチタスクが良いのですが、お付き合いの女性に対してはシングルタスクが誠実ですね。ますをさんらしい素敵な考え方です。重たくならないようにして、出会いから恋人へとステップを進めよう。
  • 私だけのもの - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    私の心は私だけのもの、 私の体も私だけのもの、 生きるのが辛いからって、 楽に見える方にって、 動かされた心は誰のもの? 信じるものを裏切って、 誰かにほだされて、 許した体は誰のもの? それも全部私のもの、 私の選択の先にあるもの、 誰かのせいにしたって仕方がないんだよ。 誰かに当たったところで、 自分の傷が増えてしまうばかり、 私の心は私だけのもの、 私の体も私だけのもの、 私の振る舞いだって、 私の病気だって、 私の文章だって、 私だけのもの、 私から生まれたものは全部、 私だけのもの、 そうやって、 私は私を嫌いにならないように、 ちゃんと責任を持って生きてあげなければならない。

    私だけのもの - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/08/27
    ますをさんはあなた一人のものであるのは当然だけど、人と人の中で生きているひとりの人間として動物として地球上全部の共有財産でもあります。唯我独尊で我一人行くも良いですけど、グローバルな視点もとても大事。
  • ストレスの要因 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    心だけではなく、 身体症状として現れている。 無理をし過ぎたのだろう。 体が拒否反応を示した。 これ以上、がむしゃらに動くことに、 こんなに調子が悪いのは久々だ。 原因はストレスだろう。 「将来への不安」だったり、 「得体のしれない不調」だったり、 「不誠実な機械作業そのもの」にだったり、 だけれども結局は、 「自分の価値を信じられないから」 そういうこと、 自分で自分の価値を信じてあげられないのだ。 うまく行かないからってすべてを否定して、 自分が嫌いになる行動ばかりを繰り返して、 「なるようになる」 そういうもの、 時には天に任せてみるしかないこともある。 何でもかんでもコントロールしようとしても、 そうはならないことだってある。 「いい人が見つかるよ」 色んな人からそんなことを言われるけれど、 私がそれを信じていないのだろう。 だからって、 その不安を解消するために、 予定ばかり詰め

    ストレスの要因 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/08/19
    未来の自分の為に今を築くって大事ですね。でも、夢だけを築いていちゃあだめなので、その辺の兼ね合いもしっかりとね。
  • 熱帯夜 - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    真夜中に体の火照りがおさまらない。 色情によるものではない。 自律神経がバカになっているのだ。 ふと目覚めると、 喉が渇いている。 カラカラに渇いている。 重たい頭を持ち上げて、 キッチンに向かい、 水を注ぐ。 その音を聞きながら、 ふと思う。 「心もカラカラだな」 湿り気はない。 乾ききっているのだ。 「今頃あの子は何をしているのだろう?」 そんなおセンチな感情も湧いてこない。 ようやく心が乾いてくれたのだと実感、 湿った心を乾かしてあげないと、 次の恋の火はつかないのだ。 back number『そのドレスちょっと待った』 ここのところよく聞く好きな曲、 もう終わったことなのに、 男はバカだからいつまでも引きずって、 いつまでもおセンチな気分に浸って、 「いい男」ぶるのだろう。 過去の恋愛は過去の栄光、 だから自信のない人ほどそれにすがって、 先に進むことをためらう。 眠れない夜のお供

    熱帯夜 - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/08/13
    ブログの中で吠えられる余裕の失恋かな。本当に失恋したのなら、何も手につかないほどの衝撃を受け、社会人としての日々を送るのがやっと程度かもしれない。自分の中でいい男ぶるは傷つかない為の言い訳に過ぎない。
  • 愛のあるXXがしたい - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    理想は多少揺らいでいるけれども、 私はそのチームに属する。 だけれども世の中には色んなチームがある。 「愛なんて必要ないチーム」 「愛だけがあればいいチーム」 「できれば愛があったほうがいいチーム」 「することでしか愛を感じられないチーム」 なんてものもあるだろうか。 きっと挙げればキリがない。 それだけ多様な捉え方がある。 「私はこのチームだけれどもあなたはどうなの?」 そんなことは聞けない。 だから態度で察するしかない。 「愛だけがあればいいチーム」が所属する「したくないリーグ」 なんてものもあるだろうけれど、 多くは「したいリーグ」に所属しているはずでしょ。 なのにこれだけチームがあったら、 どうしたらいいのかわからない。 「嘘や演技」 そんな物が溢れているから、 そもそも二人の間に「愛」があるのかなんて、 確認のしようがないのかもしれない。 「愛」が必要ならば、 結局は自分の「ほと

    愛のあるXXがしたい - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/08/12
    愛は勘違いと思い違いの寝違いみたいなもので首が痛いだけかもしれないから、愛はとりあえずお盆休みしていただいて、お互い本能のままXXしちゃってください。女も男っぽい性衝動の方多いのでチャンスがあれば Do it!
  • 欲望に共感するから人が集まる - 「童貞のまま結婚した男」の記録

    人の欲望が持つ力は強い。 とてつもなく強い。 「欲望」 それ自体に大きな求心力がある。 人は「シンボル」にすぎないのだ。 「欲望の象徴」 そこに人が集まる。 だけれども、 何もネガティブなことばかりではない。 「困っている人の助けになりたい」 「多くの人と気持ちを共有したい」 「世界を平和にしたい」 そうした欲望のもとにだって、 人はたくさん集まるのだ。 信念とか理念、 それだって欲望の一つ、 人の集まりは欲望を満たすための共同体、 そう捉えると色々なことに合点がいく。 「不安から逃れたい」 だから結婚する。 「ほとばしる熱いパトスを開放したい」 だから交際して体を重ねる。 人と人とが惹かれ合うこと、 その根底には欲望への共感があるのだ。 私の欲望はどこにあるのか。 「誠実でありたい」 そう思っていたけれど、 なんだかそれにも疲れてしまったな。 それを目指していたところで、 損をしてばかり

    欲望に共感するから人が集まる - 「童貞のまま結婚した男」の記録
    i-shizukichi
    i-shizukichi 2019/08/09
    人という名の坩堝で言葉を燃やす。言葉を幾つ燃やしたら人は言葉を我が身とできるのか。坩堝に投げ入れる言葉を紡ぎ坩堝に落とす不安と快感。やがて坩堝は不完全燃焼を起こし、燃え切らない言葉の残滓が人を惑わす。