お市の方さま、織田信長の妹 1573年。小谷城で浅井長政と別れ、幼い3人の娘とともに落ち延びてきたお市の方。私たちは彼女を救助するために、小谷城の裏手で逃げ延びてくるはずの場所にいた。そこで、あろうことか私は転んで、とっさに掴んだのが、お市さまの着物。で、お市さまの下半身を露呈(ろてい)させるという非常事態を引き起こしたわけで、戦国時代でもめったに見られないアクシデントを自ら作っていた。 目 次 愛する夫と別れ、落ち延びたお市の方さま 戦国時代RPG(ロールプレイイングゲーム) 【1】久兵衛を選んで彼の秘密にすっきりして弥助の死を悼む物語 【2】弥助の生を選んで、久兵衛の秘密を闇に葬る物語 ドラマ『麒麟がくる』登場人物 お市の方プロフィール 愛する夫と別れ、落ち延びたお市の方さま 鼻筋のすっと通った戦国一の美人がね、下半身を・・・、ていうか。 あの、お市さま? なにをボウーっとしてるって、