現在、米国など9カ国が行っている環太平洋連携協定(TPP)交渉で、交渉内容を公表しない合意があり、交渉文書は協定発効後4年間秘匿されることが、ニュージーランドのTPP首席交渉官の発表で分かりました。 ニュージーランド外務貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は11月末、情報公開を求める労働組合や非政府組織(NGO)の声に押され、同省の公式サイトに情報を公開できない事情を説明する文書を発表しました。同文書は、交渉開始に当たって各国の提案や交渉文書を極秘扱いとする合意があることを明らかにし、文書の取り扱いを説明した書簡のひな型を添付しました。 それによると、交渉文書や各国の提案、関連資料を入手できるのは、政府当局者のほかは、政府の国内協議に参加する者、文書の情報を検討する必要のある者または情報を知らされる必要のある者に限られます。また、文書を入手しても、許可された者以外に見せることはできま
福島原発、甲状腺がんリスク増加も WHOが報告書発表 【前川浩之=ジュネーブ、大岩ゆり】世界保健機関(WHO)は28日、東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)による健康影響に関する報告書を発表した。大半の福島県民では、がんが明らかに増える可能性は低いと結論付けた。一方で、一部の地区の乳児は甲状腺がんのリスクが生涯で約70%、白血病なども数%増加すると予測した。日本政府は、「想定が、実際とかけ離れている」と不安を抱かないよう呼びかけた。 WHOはまず、環境の線量などから被曝線量を推計した。計画的避難区域の住民は事故後4カ月避難せず、県内産のものしか食べなかったという前提で推計した。この線量をもとに、当時1、10、20歳の男女の甲状腺がんと乳がん、大腸がんなどの固形がん、白血病になるリスクを生涯と事故後15年で予測した。 この結果、被曝線量が最も高いとされた浪江町の1歳女児は生涯で甲状腺がん
日本の魚の養殖技術は日々進んでおり、クロマグロでさえ完全養殖が可能になった。早稲田大学教授で生物学者の池田清彦氏は「サバにマグロを生ませる」という新しい方法について説明する。 * * * 今年の初競りで一本1億5540万円もの値がつくなどして、もはや貧乏人には高嶺の花となった感のあるクロマグロだが、完全養殖に成功している。ただしコストがかかる。稚魚が成魚にまで育つ歩留まりが悪いのと、卵を産む親魚まで育てるのが大変なためだ。そこで、サバにマグロを産ませることができれば、後者の問題はクリアできる。サバはマグロよりずっと小さく飼育も容易だからだ。 そんなことできるわけないって思うでしょうが、やろうと思えば可能なのである。魚ではA種の魚にB種の卵を産ませることができるのは大分前から分かっていたが、このほど東京海洋大学の吉崎悟朗教授は、冷凍保存したヤマメの精巣とニジマスの稚魚を使って、ヤマメの卵
大阪市長選挙に立候補を表明している前大阪府知事の橋下徹氏の政治資金パーティーで、多額のパーティー券購入を「あっせん」した知人が役員を務める建設会社が、パーティー後に次々と府の公共事業を受注していることが4日、本紙の調べで明らかになりました。橋下氏をめぐっては、以前にもパーティー券を買った親族の関係する建設企業グループが府公共事業受注を急増させ、府議会で日本共産党府議団に追及されています。 橋下氏は2008年1月の府知事選で初当選。大阪府選管に提出された政治資金収支報告書によると政治団体「橋下徹後援会」は、同年6月16日に政治資金パーティー「橋下徹知事と府政改革を考える会」を開催。1819万円を集めています。 パーティー収入の1割にあたる180万円のパーティー券購入を「あっせん」したのが「喜捨建設株式会社」(本店・大阪市東淀川区)の代表取締役を務めていた男性です。 同社は、08年9月に府道工
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