第Ⅰ章 はじめに (1)フッ化物洗口、フッ化物応用とは フッ化物洗口とは、虫歯予防のためにフッ化物(普通はフッ化ナトリウム)の水溶液1)を口に含み、30秒~1分間、歯をすすぐ事を言います。この洗口は、一部の保育園、幼稚園、小中学校などで集団的に行われています。洗口は一般的に、毎日法(または週5回法)の場合、フッ化ナトリウム0.05%(フッ素230ppm)溶液を、週1回法では同0.2%(910ppm)溶液を、それぞれ5~10ml使います。 虫歯予防のためのフッ化物応用としては、他に水道水へのフッ化物添加(水道水フッ素化)やフッ化物歯面塗布、フッ化物配合歯磨き剤の使用、フッ素入り錠剤の服用などがあります。 フッ化物洗口は1946年、Bibbyによって試みられ、その後、Weiszによって虫歯予防法として広められました。日本では、新潟大学歯学部予防歯科の堀井欣一教授、境脩助教授らが1970年に新潟
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