大人の学び直しがブームだ。学ぶことを楽しいと思えるようになった半面、身につけたい知識が昔のようなスピードで脳に定着しないことにモヤモヤしている人も少なくないはずだ。『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』を上梓した脳内科医の加藤俊徳氏は「大人には大人の脳にあった勉強法がある。学生時代と同じ勉強をしていても結果が出ないのは当たり前」と言う。大人脳に合った脳の使い方と勉強法を解説する。 学生時代の脳と大人の脳は仕組みが変わっている 大人になってから、資格取得や昇級試験、語学の勉強など仕事で必要にかられて勉強を始めた人もいるでしょう。しかし、いざ学生時代と同じように勉強を始めてみたら、大人になった今の物覚えの悪さに愕然とし、つい「年齢のせい」にしていないでしょうか。 「学生時代は丸暗記が得意だったのに、大人になった今、同じように勉強しても何も頭に入ってこない」状態の自分にがっかりしている人も