ロシアにとっては、日本の前原誠司外相の訪ロよりもどうやらインパクトがあったようである。はなはだ残念なことではあるが。 1月14日に両社が発表したその内容とは、市場価額で78億ドルと評価されるBPの株式5%とロスネフチの9.5%を交換し、そのうえで北極海のオフショア開発のための合弁企業(ロスネフチ67%、BP 33%)を設立しようというものだった。 これが実現すれば、BPはそれまでの買収分と合わせロスネフチの10.79%を保有する同社筆頭株主へ、またロスネフチもBPの第2位の単独株主となる。 BPと言えば、昨年米国のメキシコ湾での石油生産で事故を起こし、流出した大量の原油の処理や賠償で2010年は18年振りの赤字決算となった。 さらに今後被害への500億~600億ドルの追加賠償の可能性も残っている。この事故で同社の時価総額は一時500億ドル以上も下落した。その後遺症がまだ冷めやらぬこの時期で
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