「Windows 8は10億人のためのプラットフォームだ」 マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏がそう訴求したのは、米レドモンド市にあるマイクロソフト本社内の野球場に作られた特設会場にWindowsアプリケーションの開発者を集めたイベント「BUILD」での基調講演である。 Windows 8とWindows Phone8でプログラムコードを共有可能にマイクロソフトは10月23日にWindows 8と自社ブランド初のコンピュータ製品「Surface RT」を発表。さらに29日にはスマートフォン向けOSのWindows Phone 8を発表したばかり。集まった開発者たちにWindows 8とWindows Phone 8、二つのプラットフォームで、同じプログラムコードが共有できる構造としたことを説明し、市場創造に多くのマーケティング投資を行うと約束。アプリケーション開発を促した。 バル
マイクロソフトを悩ませていた”パーソナルコンピュータ”における求心力低下を止める手段はあるのか。北米を中心にしたiPadの浸透は急進的なもので、個人が所有し使うコンピュータという意味でのパーソナルコンピュータは、WindowsパソコンからiPadへと移り変わろうとしている。10インチ前後の画面サイズを持つ端末の大多数はiPadであり、他製品が手出しできないほどの存在感になってしまった。 その結果、先日アップルが強調したように、iPadには9.7インチ画面に最適なレイアウトでユーザーインターフェイス設計がされた27万5000本のアプリケーションが集まっている。デスクトップ型アプリケーションが無数に存在するWindowsだが、タブレットの全画面アプリの世界では新参者であることは明らかだ。 マイクロソフトWindows事業担当社長のスティーブン・シノフスキー氏は、iPadを逆転する手立ては十分に
iPad miniが登場して、ひとしきり興奮の中で、「面白みがない」「驚きがない」「かつてのAppleはどうしたのか?」といった意見も聞かれます。しかしこれらの意見は、iPad miniに対する正当な評価ではありません。 iPad miniのターゲットはどこに向いているのかiPad miniで最も注目すべきと私が考えていた点は、「価格」と「デザイン」です。しかし、ネットでiPad miniについて、「イマイチ」と指摘している人にとっては、特にデザインへの驚きの少なさがネガティブに映っているようです。性能は高速な動作とバッテリライフが十分であれば問題ないと私は考えていますが、性能に対してもiPod touchと同じ、あるいはiPad 2と同じじゃないか、という指摘があります。 これらの評価をしているのは、Appleの製品をいち早く買ってきた、筆者も含むガジェットが好きな人たちです。しかし、彼
10月23日、カリフォルニア州サンノゼ市にある、伝統的な劇場「カリフォルニア・シアター」。ここは2004年10月、アップルのスティーブ・ジョブズ氏がiPodのU2バージョンを発表。ボノとエッジも駆けつけた場所、iPodが音楽プレーヤとしての地位を確立した場所として知られている。 発表会場となったサンノゼ市のカリフォルニア・シアターいわば、”勝負が決まった”と振り返るならここだろう、と言える発表会場だった。アップルがこの劇場でイベントを開催するのは、あの音楽アーティストがアップルの味方についた発表会以来のことである。あるいはアップルは、デジタル音楽プレーヤの勝負が決まった当時を思い起こし、”タブレット市場での勝負を決めに来た”のだろうか。 アップルが発表した7.9インチXGA(1024×768画素)ディスプレイを搭載するiPad miniは、いわばサイズだけが異なる”小さなiPad”だ。内蔵
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