東京・武蔵野市は吉祥寺に開園予定だった保育園の「開園延期」を決定した。住民の反対があり、理解を得るには時間が必要と判断したためだという。 保育施設の新設にともなう住民トラブルは、近年たびたび問題になっている。今回の武蔵野市の件も、反対の理由のひとつが「園児の声」などと報じられたこともあって議論を呼び、インターネット上でも茂木健一郎氏や為末大氏らも意見を表明するなど、物議を醸している。 園児の声や、通園時間帯の通行に懸念の声 武蔵野市は2017年8月21日の文教委員会で、18年4月に同市吉祥寺南町で開園を目指していた認可保育園について、近隣住民との合意形成にいたらず、開園を延期すると発表した。 各メディア報道などによると、保育園は閑静な住宅街にある約1400平方メートルの市有地での整備を予定している。近隣住民からは保育園の園児の声や、通園時間帯の通行に懸念が示されている。市は16年11月以降