スマートフォンなどの特許について、アメリカのアップルが韓国のサムスン電子を訴えていた裁判で、アップルは15日、特許権の侵害を認めなかった1審を不服として知的財産高等裁判所に控訴しました。 スマートフォンとタブレット端末の特許を巡り、アップルはパソコンと接続して音楽データなどを一致させて共有する「同期」と呼ばれる技術が特許権を侵害していると主張して、サムスンの日本法人を訴えていました。 東京地方裁判所はことし8月の判決で、「同じ技術とは言えない」と判断して、サムスンの特許権の侵害を認めず訴えを退けていましたが、アップルはこれを不服として15日、知的財産高等裁判所に控訴しました。 通常、控訴までの期間は2週間と定められていますが、今回は海外の企業が当事者だったことが考慮されて、30日間が付け加えられたため、判決からおよそ1か月半後の控訴となりました。