関西テレビがテレビ業界で初めて、スマートフォン(高機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)5」を使ってドラマを撮影した。家族の絆やぬくもりをテーマにした物語。通常、撮影に用いているカメラに比べて威圧感がなく、コンパクトなサイズを生かした至近距離からの撮影など、自然な「ぬくもり感」をうまく表現できたという。(横山由紀子)アイフォーン8台がフル稼働 撮影されたドラマは、今年、芸歴50周年を迎えた落語家、笑福亭仁鶴さんが原案の「だんらん」。古典落語のエッセンスである身近な“事件”やおかしさ、機知を加えながら、現代を生きる家族を描く。 撮影には8台のアイフォーンを用意し、長時間撮影可能なアプリをダウンロード。作動モードで仏壇の引き出しの中に設置し、登場人物が引き出しを空けた瞬間を切り取るなど、その小ささをフルに活用。ユニークかつ斬新な視線で全編を撮り続けた。 「最初は本当にちゃんと撮れるかど