結論から言って、田中宇が論じているとおり、米当局がリーマン・ブラザーズに公的資金を注入して救済する選択をしなかったことは、明らかに失敗であり、自滅行為であると断ぜざるを得ない。グリーンスパンのモラルハザード論は昨日のテレビ報道でも紹介されたし、今回の件も、理由は不明だが、現議長のバーナンキではなく前議長のグリーンスパンの判断が米国の意思決定に採択された可能性が高いが、これまでの金融危機を一気に金融恐慌のレベルに高める誤った舵取りが行われ、影響は米国だけでなく世界に広がってパニックに拍車がかかるだろう。グリーンスパンとポールソンは膿を出す手術を行ったつもりだろうが、私から見て、これは大動脈の血管にメスが触れた感が否めない。昨日(9/15)のNYSEは終値で終値で504ドル下げて大暴落している。東証も続いて世界同時株安が連鎖する。グリーンスパン自身が、さらに次の大手金融の破綻を予告するような発
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