日本代表が2006年、09年と連覇した野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。13年の第3回大会には28カ国・地域が出場予定だが、日本はまだ参加を表明していない。大会の収益配分を巡る主催者側との話し合いがまとまらないためで、日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は「大会不参加も辞さない」と強気の構えだが…。(プロ野球取材班) 選手会が要求しているのは、日本のスポンサーからの収入を丸ごと手にする権利などだ。09年大会では日本のスポンサーから約9億円の収入があったが、大会の収益約1800万ドル(金額が確定した昨秋のレートで約15億円)のうち日本野球機構(NPB)への分配はわずかに13%(2億円弱)。「選手の参稼報酬を払えばとんとんの額」(選手会)だった。一方、大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会には66%(約10億円)が入った。 サッカー日本代表の場合、国際