落合陽一(おちあいよういち 以下落合さん)さんは、技術とアートが融合した作品を多く生み出しているメディア・アーティストだ。筑波大学では准教授として自身のデジタルネイチャー研究室を主宰し、また学長補佐を兼務する、技術の事業化と産学連携の基盤構築のためにピクシーダストテクノロジーズ株式会社のCEOを務めるなど、その活躍はとどまる所を知らない。 4月20日からは、メディア・アーティストとしての落合さんの作品が一箇所に集まった個展が表参道のギャラリー「EYE OF GYRE」で開催されている。 タイトルは「落合陽一、山紫水明∽事事無碍∽計算機自然」。 (※)読みは「さんしすいめい∽じじむげ∽けいさんきしぜん」。「∽」は数学で使用する記号で相似の意味をもつ。 華道家である辻雄貴(つじゆうき)さんとコラボレーションした作品《花木》の藤の小さな花々が揺れている。 超音波の振動によってシャボン膜の中で光が
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