世界の中央銀行は景気刺激策に知恵を絞り、新たな措置を次々と生み出してきた。それでも、能力の限界に達しつつあるとの議論がこのところ続いている。だがM&Gのファンドマネジャー、エリック・ロナガン氏は、日本銀行こそまさに、切り札がなくゲームの「終わり」に近づいているかもしれないと指摘した。 日銀は1月にマイナス金利の採用を決定した。それ以降の市場では円が上昇、リスク資産のパフォーマンスは低調で、金融引き締め時に現れるような結果が生じた。このような、これまでの経験とは相容れない市場の反応は、日銀の切り札がもう残っていない状況を映し出していると、ロナガン氏は主張する。 同氏は19日に行われたブルームバーグとのテレビインタビューで「いまや金融政策の常とう手段となった量的緩和とマイナス金利がマイナスの副作用をもたらすようになる時点を、個人的には終わりだと呼ぶ」と説明。「金利低下が実際に消費を刺激している
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