多くの学生でにぎわう100円朝食の学食=名古屋市天白区塩釜口1の名城大で2016年7月6日午前8時49分、月足寛樹撮影 学生に朝食を食べる習慣を身につけてもらおうと、名古屋市天白区の名城大が、今年5月から学食で朝食を100円(税込み)で提供し始めたところ、朝食利用者が約8倍に増えた。健康管理や遅刻防止、1限目の出席率向上という狙い通りの効果が出ており、当初は8月2日までとしていた期間の延長も検討する。 大学によると、100円の「ワンコイン朝食」は、下宿生が多い関東や関西の大学の一部で実施しているが、地元出身の学生が比較的多い東海地方では珍しいという。 午前8時。30分後の開店を前に約15人の学生が待ち構えている。開店後も学生は続々と詰めかけ、レジにはすぐに行列ができた。学生証を提示し、100円硬貨を置いていく。間もなく46席がほぼ埋まった。