4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、高校生でも父母の同意なく、「携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、高額な商品を購入したときにローンを組む」(政府広報)ことが可能になりました。結婚ができる年齢も男女一律で18歳となり、これまで16歳だった女性の婚姻年齢が引き上げられました。こちらも父母の同意は必要ありません。 とはいえ、飲酒や喫煙はこれまでどおり20歳からで、成人としての完全な権利が認められるわけではありません。だとしたら「成人」とはいえないのではないか、との疑問は当然ですが、18歳から大人としての自覚をもたせるようにするのが国際社会の流れなので、日本もそれに合わせたということでしょう。 ただ、大人としての権利を与えることと、大人として振る舞えることは別の問題です。早くも、「18歳、19歳がアダルトビデオ(AV)出演を強要されるのではないか」との不安