負け組の寄せ集め FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)とルノーは、経営統合を検討することを5月27日に発表した。 もし、両者が統合すれば、年間販売台数870万台で世界第3位の自動車メーカーになる。また、さらに日産自動車、三菱自動車も統合に加われば、年間1500万台を販売する巨大グループが誕生することになる。 しかし、巨大化することに意味があるのだろうか? たしかに、シャシーの共通化などコスト削減のために、ある程度の生産台数が必要であるのは間違いない。また、これから新世代自動車の研究開発・投資が益々必要になるから、巨大化して優位に立とうという気持ちはわからないでもない。 しかし、例えば草野球のチームメンバーが、100人集まって、プロ野球の試合に参加しても意味が無い。ハンディ・キャップをつけて1イニング10打席のチャンスがあったとしても、草野球レベルでは、彼らのバットがピッチャー