このパッケージに見覚えはないだろうか。 商品名は「信州田舎そば 小諸七兵衛」(メーカー希望価格281円)。都内のスーパーだと、確か220〜250円くらいで買えるはずだ。 そば好きの筆者(編集部ムナカタ)がその存在を知ったのは、テレビ番組『マツコの知らない世界』(TBS系列)がきっかけ。番組内では、バンド「DEEN」のヴォーカリスト・池森秀一氏が「毎日のように食べている」と紹介していた。2018年夏のことだ。 さっそくオンエア翌日、近所のチェーン系スーパーにて購入し実食。驚いたのは口にふくんだ瞬間である。 つるんとし過ぎない、手もみに近いのどごし。つゆのからみ具合の良さ。いかにも田舎そばらしい濃いめの色味と素朴な味わい──。 お手頃な価格も含め、確かに「毎日でも食べたい」味だった。 ▲2018年はこれでひと夏を過ごすはずだった……のだが ところが、である。 「小諸七兵衛」はまたたく間に市場か