大卒者の3割は3年以内に離職する――この数字は、意外なことに、ここ20年以上変わっていない。内閣府が3月に発表したデータでは、2010年3月に大学を卒業して就職した約57万人のうち、20万人が3年以内に離職するという推計が出ている。 しかし、これはあくまで一般的な数字。企業によってこの数は異なる。より短い期間で、大量の離職者が出る会社もあるのだ。 その1つが楽天だ。ここでは、プロパー(新卒)社員が数多く辞めていくという。そこで、今回、キャリコネの口コミと、退職した元プロパー社員の取材から、その実態に迫った。常にニュースを提供してくれる華やかなイメージもある楽天だが、どんな裏の顔があるのだろうか。 ◇ 配属されると、ほとんどが辞める「楽天市場事業部」 楽天で特に多くの退職者が出すのが、ネット通販の楽天市場を担当する楽天市場事業部だ。ここは「ネット広告で高いノルマを課され、朝早くから終電までほ