大変遅ればせながら、2013年4月に公開され同年の日本アカデミー賞で最優秀賞を6部門で獲得した名作映画『舟を編む』を視聴しました。 今回はこの作品の見所を皆さんにご紹介していきたいと思います。まだ観たことがないという方は、是非ご自身の大切な方と一緒に観てみてください。 マジメの成長 この作品の大きな見所は、玄武書房に勤める青年・馬締 光也(まじめ みつや)が辞書作りを通して大きく成長していく姿を描いた点です。 マジメは入社当初営業部に配属されていましたが、営業先の書店でも思うようにコミュニケーションが取れず、部署内にも居場所がありませんでした。しかし、ひょんなことから辞書編集部へと転属することになったマジメ。もちろん辞書作りは営業よりよっぽど向いている仕事ではありましたが、一人の力だけでは到底太刀打ちできず、周囲とも上手くコミュニケーションが取れないことに思い悩みます。 そんなときマジメは